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月のローズセラヴィー 機体名 月のローズセラヴィー 全長 52.3m 主武装 ビーム 指、胸、脚など、全身に搭載されたビーム砲。 ルナ・フラッシュ ビームを指先に集約させて、カタナのように攻撃を繰り出す。 Jカイザー 月のローズセラヴィー最強の攻撃。分離した背部と両腕の装甲を組み合わせて巨大な砲身を作り出し、超大出力のビームを放つ。威力は強大だが全エネルギーを撃ち放つため、エネルギーのチャージは必須。 特殊装備 エネルギーチャージシステム “月の子”らを空高く飛ばし、気象を操り空に雷雲を形成。天高く飛ばした“月の子”を通じて、雷のエネルギーを自機に送るシステム。これにより消費したエネルギーを一気に全快させる事が可能となっている。“月の子”らの数は合計で三基。“月の子”は一度の使用によって使用不可能となる。 移動可能な地形 空中× 陸地○ 水中△ 地中× 備考 ビームを主武装とする八卦ロボの一機。くれぐれも、沢のローズセラヴィーと呼んではならない。元々は次元連結システムのレプリカが搭載される予定であったが、木原マサキの裏切りによってシステムは破壊。激し過ぎるエネルギーの消費を抑える為に、チャージシステムが用いられる事となった。
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オリジナル パイロットブランクシート
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決意の刃を鞘に潜ませ ◆ruQu1a.CGo 孤独な夜は後小一時間もすれば明けるだろう。 しかし、夜は明けても“孤独”は明けない。 (まぁ良いさ。…俺は決めたんだ。) 少年、紫雲統夜は傷付いた機体、ヴァイサーガの中で独り呟く。 「孤独でも良い。むしろ関係無い……絶対に生き残る。全てを斬り捨てて俺は生き残る。」 だが、生き残る為にはそれ相応の行動と努力、そして策が必要で。 呟いた後、統夜は一度深呼吸をし機体をチェックする。 ──左腕使用不可。 かなりイタイ。だがしょうがない。 ──シールド使用不可。 使えないなら捨てる。 ──EN若干消費。 問題無い。 ──烈火刃一発消費。 こちらも問題無い。 ──頭部角の僅かな破損。 こんなの傷の内にも入らないな。 総合的に見て機体は小破といった所か。 残って居る参加者の機体状況と比べると損傷は軽い方だと思う。 このまま潜み、極力戦闘を避け漁夫の利を狙うか否か。 状況から見て漁夫の利を狙うべきなのだろうが“全てに対する怒り”煮えたぎる心を抑えたくはない。 統夜は瞳を閉じる。 そして数分、チカチカと計器類が瞬くその顔を照らした。 「一刀両断。」 その唇から静かな声が綴られる。 「出し惜しみはしない…出会い頭で光刃閃を放てば相手が特機としても大ダメージ。大体の敵は一撃の筈。」 まるでそれは自分に言い聴かせる様に。 「敵が複数なら一体を仕留めた後即離脱。姿を見られても構わない。生き残るのが一番だから…」 まるで星が瞬く様なコクピットの中、統夜は支給品のボトルから水を一口含み、ペダルを踏み込む。 機体が加速する。 含んだ水を飲み込み、レバーを握る。 光刃閃のコードをいつでも打てる様にテンキーは出しっぱなし。 「さぁ、行こう。…俺は絶対に生き残るんだ!」 開いた目が見つめるは闇に浮かぶビルの群れ。 その瞳は燃える様で、冷たい。 【紫雲統夜 登場機体 ヴァイサーガ(スーパーロボット大戦A) パイロット状態 冷静、マーダー化 機体状態 左腕使用不可、シールド破棄、頭部角の一部破損、若干のEN消費、烈火刃一発消費 現在位置 B-7端(C-7の市街地視認可) 第一行動方針 C-7進入、敵を確認すれば問答無用で光刃閃を放つ。 最終行動方針 優勝と生還】 【二日目 5 20】 BACK NEXT アキトとキョウスケ 投下順 ハンドベノン アキトとキョウスケ 時系列順 Shape of my heart ―人が命懸けるモノ― BACK NEXT 決意と殺意 統夜 戦いの矢
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冥王計画 61 この機体に選ばれた者は幸運であっただろうと思う。 このゲームの目的である生き残る事を容易にする事が出来るのだから… ただし、身体だけは… 「美久!返事をしろ!」 「確か…ジュドー君だったかしら?流石、ニュータイプね。機体に乗っただけで全部分かるなんて」 「何を言っている?…この身体はジュドーと言うのか? 成る程。例え、洗脳されても俺自身の記憶と人格を再生するように組んだ再生プログラムが、 本来は、俺以外のパイロットを受け付けないというプログラムとの矛盾を解消するにはこうするしかなかったか。」 「ジュドー君!何を言ってるの?」 「俺は、ジュドーではない!マサキだ!命令する。状況を話せ!」 なかなか面白い。 レジセイア…もしかしたら、システムの更なる改良が見込める存在だ。 そして、レジセイアに会うには… 「美久!まずは、ここが冥府の始まりだ!」 …しかし、この違和感は何だ? 【ジュドー・アーシタ】 機体:ゼオライマー パイロット状態:充実 機体状態:充実 場所:D5 第一方針:システムの改良 第二方針:役に立つ駒を手に入れる 最終方針:??? 管理人注:今回のロワにジュドーは参戦していません。 本編― ―
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□ 何が起こったのかわからなかった。 今、たしかにこの手は奴を切り裂いた。それは間違いない。 しかしこの手ごたえのなさは何だ? 歌声が響く中、共犯者が他の敵を引きつけようやくにして一対一の戦いに持ち込めた。 だが突如湧いて出た異形の化け物どもに邪魔をされ、決闘は水を差された。 執拗に自機を狙ってくる奴らには手を焼かされたものの、それは交戦していた敵手にも等しく襲いかかった。おかげで逃がさずに済んでいたのだが。 そして異形どもをあらかた片付け、本命を追撃しようとしたとき、奴は無防備な状態で佇んでいた。 奴にしては迂闊――そうは思ったが千載一遇のチャンスには違いなかった。 だからこそ全力を持ってその機体を破壊したのだ。 なのに、この胸の締まりの悪さは…… 薬の時間はもうすぐ切れる。禁断症状が訪れる前に、確認しなくてはならない。 彼は腰から両断した敵機のコクピットハッチを剥ぎ取りにかかった。 そう、ここにあの男の死体があればそれでいい。予感は杞憂だったことになる。 だがもし、奴がいなければ―― ハッチが外れた。 覗き込む、その中に……ガウルンはいない。 逃げられた。 その一言が頭の中で像を結ぶ。 「……あ、あ……が、ああ……ガァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!」 天を見上げ絶叫した。 【テンカワ・アキト 搭乗機体:ブラックゲッター パイロット状態:マーダー化、五感が不明瞭(回復傾向)、疲労状態 怒り 機体状態:全身の装甲に損傷、ゲッター線炉心破損(補給不可) 現在位置:F-1市街地 第一行動方針:ガウルンの首を取る 第二行動方針::キョウスケが現れるのなら何度でも殺す 最終行動方針:ユリカを生き返らせる 備考1:首輪の爆破条件に"ボソンジャンプの使用"が追加。 備考2:謎の薬を2錠所持 (内1錠はユーゼス処方) 備考3:炉心を修復しなければゲッタービームは使用不可 備考4:ゲッタートマホークを所持 備考5:謎の薬を一錠使用。残り2分】 □ あの光はなんだったのだ? ユーゼスの脳裏を駆け巡るのはその一つの疑問のみ。 足止めとして仕掛けた空間の歪み、そこから垣間見えた巨大なインベーダー。 あれがこちらに出てこればさすがに危なかったが、どうにかネゴシエイター達が追い返すことに成功したようだ。 それはいい。むしろ喜ばしいことでもある。 だが問題はあの莫大なゲッター線の放射だ。 隣のエリアからでも観測できるほどに、F-1エリアはゲッター線の濃度が凄まじい。 己があの地を去った後、何が起こったのか。 距離のあるここでさえ衝撃の余波は届いた。 だとするなら、その爆心地では一体何が起きたというのか。 アキトともはぐれたままだ。 当初の目的であるナデシコも、AIをデリートして支配下に置いたとはいえ今だあの地にある。 (さて、どうするべきか……) DG細胞のサンプルを弄びつつ、考える。 己の首に科せられた首輪。この首輪が宿す、アインスト細胞。 その活動が、熱気バサラの歌で一時の休眠状態にあることも――彼はまだ気付かなかった。 【ユーゼス・ゴッツォ 搭乗機体:メディウス・ロクス(バンプレストオリジナル) パイロット状態:疲労(中) 機体状態:EN残量90% ヴァイサーガの五大剣を所持 データウェポンを4体吸収したため四肢が再生しました 現在位置:E-1 市街地 第一行動方針:どうするか…… 第二行動方針:ナデシコ、バサラの確保、アキトと合流、AI1のデータ解析を基に首輪を解除 第三行動方針:他参加者の機体からエネルギーを回収する 第四行動方針:サイバスターとの接触 第五行動方針:20m前後の機体の二人組みを警戒 第六行動方針:キョウスケにわずかな期待。来てほしい? 第七行動方針:次の放送までにA-1に向かい統夜、テニアと合流 最終行動方針:主催者の超技術を奪い、神への階段を上る 備考1:アインストに関する情報を手に入れました 備考2:首輪の残骸を所持(六割程度) 備考3:DG細胞のサンプルを所持 】 □ トモロが観測していた空間の綻び。 小康状態にあったそれが突如加速度的に広がりだして間もなく。 「何だ、こいつら……!?」 『私のデータベースにはない生命反応だ。未知の生物……としか言いようがないな』 Jアークを、異形の化け物――インベーダーが取り囲んでいた。 すぐ南にある禁止エリア。この化け物達はそこから現れた。 その先頭に立っているのは―― 「ガンダム……!?」 「ギム・ギンガナムが乗っていたガンダムだと!? しかし、あれは……!」 アムロ、そしてカミーユをして驚かせたのは敵がガンダムだったからではない。 片腕がなく、装甲は焼け爛れどう見ても大破しているとしか見えないその機体。人形のようにぎこちなく歩いてくるその姿が、徐々に露わになる。 そう――インベーダーと融合し、メタルビーストとなったシャイニングガンダムの姿が。 『GUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!』 シャイニングガンダム――否、メタルビースト・シャイニングの口からおぞましい咆哮が上がる。 それを聞いた二人のガンダムパイロットは直感する。 アレはもうガンダムなどではなく、全ての命あるものの敵。何としても倒さねばならない邪悪だと。 「アムロさん!」 「ああ、わかっている。トモロ、自動操縦はいけそうか?」 『ああ。君達参加者に対しての攻撃は禁じられているが、あれらはその規制の範疇にはないようだ。私だけでもJアークの自衛は可能だ』 「よし……なら、俺達は出るぞ!」 「了解です――VF-22、カミーユ・ビダン! 行きます!」 カミーユのバルキリーが一足早く発艦する。 それを見送り、ブリッジから走ってきたアムロもF91へと乗り込んだ。 「ガンダムF91――アムロ・レイ! 出るぞッ!」 飛び出す――インベーダーの待つ、ガンダムと対峙する戦場へ。 ガンダムが腹部に突き刺さっていた剣を抜く。 その体内から這い出たインベーダーが失われた腕の代わりなのか。 Jアークの砲撃が始まる。 それを契機に、戦いの火蓋は切って落とされた。 【アムロ・レイ 搭乗機体:ガンダムF91( 機動戦士ガンダムF91) パイロット状況:健康、若干の疲労 機体状態:EN40% ビームランチャー消失 背面装甲部にダメージ ビームサーベル一本破損 頭部バルカン砲・メガマシンキャノン残弾60% ビームライフル消失 ガンポッドを所持 現在位置:D-3南部 第一行動方針:インベーダーへの対処 第二行動方針:首輪の解析とD-4地区の空間観測 第三行動方針:協力者を集める 第四行動方針:マシンセルの確保 第五行動方針:基地の確保 最終行動方針:ゲームからの脱出 備考1:ボールペン(赤、黒)を上着の胸ポケットに挿している 備考2:ガウルン、ユーゼス、テニアを危険人物として認識 備考3:首輪(エイジ)を一個所持 備考4:空間の綻びを認識】 【カミーユ・ビダン 搭乗機体:VF-22S・Sボーゲル(マクロス7) パイロット状況:強い怒り、悲しみ。ニュータイプ能力拡大中。疲労(大) 機体状況:オクスタン・ライフル所持 反応弾所持 EN40% 左肩の装甲破損 現在位置:D-3南部 第一行動方針:インベーダーへの対処 第二行動方針:首輪の解析を行ないつつしばらくJアークに同行 第三行動方針:ユーゼス、アキト、キョウスケを「撃ち貫く」 第四行動方針:遭遇すればテニアを討つ(マシンセルを確保) 最終行動方針:アインストをすべて消滅させる 備考1:キョウスケから主催者の情報を得、また彼がアインスト化したことを認識 備考2:NT能力は原作終盤のように増大し続けている状態 備考3:オクスタン・ライフルは本来はビルトファルケンの兵装だが、該当機が消滅したので以後の所有権はその所持機に移行。補給も可能】 【Jアーク(勇者王ガオガイガー) 機体状態:ジェイダーへの変形は可能? 各部に損傷多数、EN・弾薬共に100% 現在位置:D-3南部 備考1:Jアークは補給ポイントでの補給不可、毎時当たり若干回復 備考2:D-4の空間観測を実行中。またその為一時的に現在地を固定 備考3:ユーゼスが解析した首輪のデータを所持(ただし改竄され不完全なため、単体では役に立たない)】 【シャイニングガンダム(機動武闘伝Gガンダム) パイロット状態:なし 機体状況:右腕肘から先をインベーダーの腕が補っている、折れたブレンバー所持 EN10% 各部装甲に多数の損傷、表面装甲の六割が融解して垂れ下がり凝固 インベーダーが取りつき、メタルビースト化 現在位置:D-3南部 行動方針:あらゆる生命の抹殺】 【二日目15 05】 →眠れる基地の魔王、悪が振るう剣
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とある竜の恋の歌 ◆C0vluWr0so D-8市街地。二エリアに渡って広がるあまりにも巨大な街並みはひっそりと静まりかえっている。 そこに住人の影は無く、本来なら煌々と夜の街を照らすはずの街灯も暗黙を保ったまま。 閑散とした街の更に外れにある、自然の姿を人工的に残した野外公園に巨人の影が一つ。 巨人の足下には依頼主を亡くしたネゴシエイターが一人。 ネゴシエイターの足下には物言わぬ骸が一つ。 その側には、巨人――騎士鳳牙によって掘られた穴が一つ。 ネゴシエイター、ロジャー・スミスは今は亡き依頼主、リリーナ・ドーリアンの亡骸を前に立ちつくしていた。 彼女を埋葬すべく、自らの怪我の処置もほどほどに鳳牙を走らせたロジャー。 彼の胸中にあるものは悔い。自分の至らなさのせいで依頼主をむざむざと死なせてしまったことに対する後悔の念。 もしも自分が最初の接触の時点でテッカマンエビルを名乗る男を倒せていれば―― もしも自分が即座にテッカマンエビルとリリーナ嬢を発見し、少女を救出出来ていれば―― いくら悔やんでも悔やみきれない気持ちはいくらでも募ってきた。 しかし、それで歩みを止めるわけにはいかないということも重々承知している。 「リリーナ嬢。貴女の遺志はこのロジャー・スミスが引き継ごう」 一張羅が血で濡れることも気にせず、ロジャーは少女の骸を抱き上げる。 あれほどまでに凛々しい目を持ち、気高き矜持を最後まで貫いた女性をこのままの姿で晒すことはロジャーのプライドが許さなかった。 リリーナの遺体を抱き上げた瞬間、骨折の激痛がロジャーの脇腹に走る。 本来ならば即座に治療をし、安静を保たなければいけないような重傷の身。 それでもネゴシエイターは揺るがず、堂々と胸を張り少女を抱きかかえる。 「なに――気にすることはない。依頼主死すとも依頼は死なず。ネゴシエイター、ロジャー・スミスのささやかな矜持だ」 鳳牙によって穿たれた墓穴へとリリーナの骸を丁寧に下ろしたロジャーは、少女の首にはめられた首輪をそっと抜き取った。 今現在、ロジャー達反主催を掲げる者にとって一番のネックは各々の首に巻かれた首輪だ。 この首輪が殺傷能力を持ち、あの化け物の思い通りにその効果を発揮するというのは明らかだった。 ロジャーは思い出す。 胸糞が悪くなるほどに素敵なこのゲームの参加者、その全てが集められた最初の部屋の光景を。あそこで行われた凄惨な殺戮を。 自分たちがこのままあの化け物に挑もうとも、あの悪趣味なショーと同じ光景が主催者に歯向かう無謀な反逆者の首の数だけ行われるだけだろう。 だが、この首輪さえ外せば条件はイーブンだ。 たとえあの人外の化け物が如何に強力な力を備えていようとも、お互いが対等な立場にさえ立ってしまえばいくらでもやりようはある。 そのためのネゴシエイション、そのためのネゴシエイターだ。 この首輪が主催者打倒の切り札になる――そう確信し、懐に収める。 「リリーナ嬢……。私は、貴女のような気高く美しい女性に出会えたことをとても嬉しく思う」 少女の言葉はネゴシエイターとしての誇りを思い出させてくれた。 夢物語ではあったが、少女の語る理想は夢を信じるに値するものだった。 リリーナとの出会いは、交わした言葉の一つ一つはロジャーの心に深く刻まれている。 最後に死者への祈りを捧げ、ロジャーは墓から背を向ける。 そのまま鳳牙へと乗り込むと、今度は少女の亡骸を埋め始めた。 「だからこそ――この殺し合いに乗った者は許せない。貴女の信念に反することになろうとも、交渉に値しない輩はこの拳をお見舞いしてやるのが私の主義でね」 リリーナの身体が土中に埋もれていく。 埋葬される少女の表情は、自分が死んだということさえ理解していないかのように穏やかだった。 おそらく痛みも何も感じることなく逝ったのだろう。それだけがせめてもの救いだと言うのは、死者に対してあまりにも失礼だろうか。 少女の埋葬を終え、ロジャーは墓標代わりに白石を置く。 「私は死者に縛られるわけにはいかない。君の説いた理想を叶えるためにも、そしてなにより生き残るためにだ。 君とはここでお別れだ。ロジャー・スミスはリリーナ・ドーリアンの遺志を引き継ごう。 だが君との繋がりはここに置いていく」 止まるわけにはいかない――そう決めた。 少女の死を思い返し、感傷に浸る暇は無い。そんな時間が有るのなら、その分一人でも多くの命を救い、前へ進み続けよう。 この無意味な争いを止めることが、完全平和主義を説いた少女への何よりの弔いなのだから。 これからの方針を考えながら、ロジャーは鳳牙を走らせる。 この傷の処置をすませた後、一度ユリカ嬢のところへ戻ろう。 彼女の乗る巨大な機体ならば、もしかするとこの首輪を解析する機材が備えられているかもしれない。 主催者に生殺与奪の権利を握られている以上、このままでは表立っての反抗は出来ない。 あのテッカマンとか名乗った男も、手応えはあった。 おそらく相応の痛手は負わせられたはずだ。なにより生身のままではそう遠くまではいけないはず。 ひとまずは仲間を集め、それぞれの身の安全の確保、そしてあの怪物を打ち倒すだけの戦力の充実を図ることが先決だ。 6時間の間に出た死者――それを殺した殺戮者たちも、徒党を組み、十分な戦力を揃えた集団には手を出せないだろう。 ある程度の方針が見えてきたとき、薬局の看板が目に入ってきた。 これは幸運と機体から降り、ロジャーは店内へと入っていく。 様々な薬の並ぶ商品棚を一つ一つ物色し、鎮痛薬や包帯、ギプスなど目当ての物を手に取ると、早速手当てを始める。 「しかし、これはまた派手にやられたな」 骨折数カ所に全身打撲、この場にあの無愛想な少女がいれば、 『ロジャー、あなたって本当に――』と小言の一つでも言うだろう、と想像しながら苦笑する。 そうだ、自分はあの世界へ再び帰らなければならない。 手早く怪我の処置を終えると、ネゴシエイターは立ち上がる。 目指すは巨竜、無敵戦艦ダイだ。 「さぁ行こうか騎士・鳳牙。この争い――終わらせるぞ!」 ◇ ミスマル・ユリカは無敵戦艦ダイの中、一人ぽつりと座っていた。 少女の顔には疲労の色が浮かび、どこか落ち着かない様子をしている。 はぁ、とため息を一つつくと、操縦席に深く腰をかけ直す。 「ガイさん……大丈夫、なのかな……?」 少女が気にかけるのは、ここに来て初めて出会ったはずの――でも、何故か昔から知っているような気がする仲間。 ガイと――そう名乗った彼は、ユリカが知る一人の少年とは、全然違う。 それでいて、とても似ている。 「アキト……」 思わず口に出てしまう想い人の名前。 「アキト……うん。あたしは、大丈夫。絶対あなたのところに帰るから……だから、少しだけ待っててね」 胸の奥底から湧き出る確かな想いを噛みしめながら、ユリカはより強く願う。 この殺し合いからの生還と、愛する人との再会を。 その時少女はこちらに接近してくる機影に気づく。 敵襲かと身構えたが……違った。それは別れた仲間の機体だった。 既にその四肢は失く――しかしそれでもユリカを守った仲間。 尋ねたいことはあった。でも。 なんとなくだが――それは、聞いてはいけないことのような気がした。 だからその代わりに、たった一言だけ告げる。 「お帰りなさい……ガイさん」 「……ああ、……ただいま、ユリカ」 四肢をもがれたバルキリーはダイの元へと帰還する。 過去を捨てた男は過去の少女と再会し、幸せな未来を夢見る少女は未来の想い人と出会う。 それは本来有り得ない邂逅。 だからこれは――このバトルロワイアルの中で起きた、とても貴重な幸せの瞬間だった。 ◇ ユリカとアキトの再会から遅れること数分。 ユリカを目指して北上していたネゴシエイター、ロジャー・スミスもまた、二人との合流を果たしていた。 三人は別れてからこれまでの経緯とこれからの方針について話し合う。 もちろん三人とも最終目標は主催者を倒し、生きてこの空間から脱出、元の世界に帰ること。 しかし、ロジャーがテッカマンエビルとの戦闘について話し始めたとき、ユリカが小さな悲鳴を上げる。 「ロ、ロジャーさんっ! それ本当ですか!? な、ならあたしは……。 ど、どどどどうしよう!? 早く助けに……いや、その前に……!」 「ユリカ嬢、どうしたんだ!? まず落ち着いて、それからゆっくり話してくれ」 「ユリカ、大丈夫だ。落ち着いてくれ。……俺たちがいない間に、何かあったのか?」 二人からなだめられ、冷静さを幾分か取り戻したユリカは一刻たりとも無駄に出来ないとばかりに早口にまくしたてた。 「あたし、やっちゃいけないことをしてしまったんです。今からこの三機で周辺の探索を開始します! 要救助者を発見したらダイのところへ連れてきてください! それでは各機散開!」 当然ながらさっぱり話の要点がつかめない。 困惑した表情を浮かべながらロジャーがユリカを問いつめる。 「ちょっと待ってくれ、私たちにも何があったか詳しく話してくれないか? そんなことを言われて、はいそうですかというわけにもいかないだろう」 「人の命がかかってるんです! おいおい通信で話しますから、それまで我慢してください。 多分……生身のまま、倒れている人がいるはずです。その人を捜してください!」 「だからユリカ嬢、それでは分から――」 「把握した。探索に移ろう。」 納得できないと憮然とした表情を浮かべるロジャーに対し、アキトはさっさと探索を開始。 黙々と作業を始めるアキトの姿に、ロジャーも渋々ながら探索を開始した。 ロジャーの胸中はあまり平穏とも言えなかったが……この後のユリカの告白は、そんなモヤモヤなど一瞬で吹き飛ばすほどのものだった。 「何だって!? それではつまり……ユリカ君は」 「……はい。あたしは……ただ生身で歩いていただけの人を、撃ってしまいました。 だから! 少しでも早く助けないといけないんです!」 「そうか……。それでさっきはあんなに慌ててたのか。 よし分かった。私も本腰を入れて捜索に当たろう。この周辺にいるのかい?」 「はい。あたしが見たのは……ええと、そこのビルの影の辺りでした。 もし爆撃に巻き込まれたなら……まだ近くに、いるはずです」 そこまで言うと、ユリカは大きく息を吐いた。 アキトがモニター越しにユリカの様子を窺うと、青ざめた顔をして機体を操縦している。 明らかに疲れを押して捜索活動に力を注いでいるユリカに、アキトは休憩するように促したが―― 「ダメです! 人の命がかかってるんですよ。あたしだけのうのうと休むなんて出来ません」 「……だが、このまま作業をさせるわけにもいかない。捜索は俺たちに任せて君は休んでおけ」 「……ガイさん、あたしだって生半可な気持ちで言ってるんじゃありません。 一人より二人、二人より三人で探した方が結果も良いに決まってます」 「それで大事なときに動けなくなったらどうするつもりだ? 何時敵襲があるかも分からない。 君は艦長をしていたと言っていたが……それだって多くの人員がいたからこそだろう。 君一人で出来ることには限りがある。今は休んで今後に備えるのが君の仕事だ」 「――! そんな言い方無いじゃないですか! あたしはあたしなりに考えて――」 「分かった分かった。二人ともそこまでにしておきたまえ。 ほらユリカ嬢、そんな表情をしていてはせっかくの綺麗な顔が台無しだ。 君が疲れてるのは誰が見ても明白だよ。ここはガイ君の言うとおり私たちに任せてもらおうか。 その代わり、君には一つ頼まれごとをしてもらいたい」 ユリカとアキト、険悪な雰囲気になりつつある二人の会話に割って入ってきたのは、ロジャーの提案だった。 「ここに首輪が一つある。……リリーナ嬢の首に巻かれていた物だ。これを君に託そう。 見たところ、ダイは戦艦というよりもむしろ移動基地としての側面の方が強いようだ。 ならば機体の整備、ひいては開発のための設備を内蔵している可能性が高い。 後は――分かるね?」 ロジャーの提案に頬を膨らましながらもユリカは了承。 「……はい。私にどこまで出来るかは分かりませんが……やれるだけのことはやってみます」 ロジャーはユリカへと首輪を渡す。その後、早速ロジャーとアキトが市街の探索を始めたのだが―― 「どうだガイ君? その脚部はまだ使用可能かね?」 「いや……どうやら爆撃の直撃を受けたようだ。修理するより新しく造り直したほうが早い、といった状態だな」 「そうか……こちらにあった機体も使えそうにない。どうやら収穫は殆ど無いとみてよさそうだ」 ダイの爆撃を受けた市街地のダメージは予想以上のものであり、YF-21の脚部やドスハード(これは元々運用不可だったが)など、戦力面の補充は期待出来そうになかった。 生存者の発見も絶望的かと思われたその時、ロジャーが地中へと繋がる穴を発見。 どうやら地下通路の類らしい。もしもこの穴ぐらの中へ入り込み、爆撃を避けることが出来たならば。 「たとえ生身でも生きている可能性はある――ということか」 「そういうことになるね。しかも――この通路、機動兵器が通った後がある。もしかするとその機体の持ち主に保護されたのかもしれない」 「その可能性もあるな。それで、どうするつもりだ? この奥へと探索範囲を広げるのか?」 「そうしたいところだが、この通路は少々狭すぎる。 私の鳳牙ではどう見ても通れそうにないし、ガイ君の機体でも難しいだろうな。せめて脚部が無事ならまだやりようもあったろうが、この狭い穴ぐらの中を戦闘機が飛ぶというのもナンセンスな話だろう」 「するとこの通路の探索は諦めると?」 「おっと、そうは言っていないよ。確かに機体のままならば通れない――だが、この身一つで飛び込むには十分な広さだ。機体から降り、私が調べてこよう。 なに、心配することは無い。この周辺と機動兵器の痕跡を確認する程度に留めるつもりだ。 それと……彼女を一人には出来ない。君はここへ残って周辺の警戒を頼む」 「……了解した。ユリカ聞こえたか? 今から俺がそちらへ戻る。ロジャーはこのまま地下通路の探索を続行だ」 ユリカから了解の返事が届くと、ロジャーはアキトへのプライベート回線に切り替えた。 「……ガイ君。私が言うのもなんだが、君がユリカ嬢に会ったのはここに来てからではないな? 君はユリカ嬢とは同じ世界の人間で……しかもかなり親しい間柄と見た。彼女は君の素性を知らないのかい?」 「……俺はユリカとはここで初めて出会った」 「いーや、嘘だね。これでも私はネゴシエイターだ。下手な嘘で騙そうとしても無駄だよ」 「……貴様には関係ない。これは……俺だけの問題だ」 「……そうか。なに、そう言うのなら無理に聞く気はない。少なくとも私よりは君のほうが彼女のなだめ役に向いていると分かっただけでも十分だよ……っと」 やれやれ、一方的に切られてしまったか……と、ロジャーは無愛想な仲間の行いに苦笑した。 (確かに彼ら――というより彼個人か? 深い問題があるようだ。それがこれから先、悪い方向に転がらなければ良いが……) 「しかしこのような問題は他人が立ち入ったところで良くなるようなものでもない――先ほどは少しばかり余計な口出しだったかな?」 と、ネゴシエイターは自分の言動を省みる。 一呼吸置いた後、ロジャーは鳳牙から降り、地下通路の探索を開始した。 ◇ 首輪を託されたはいいが、機器の扱いに関しては素人であるユリカがどうこう出来る物ではなく。 ラボに置かれていた研究器具も、彼女の世界とは違う科学体系に因るものだったこともあり、下手に触れば爆発する可能性を秘めている首輪の解析は、挑戦さえも出来なかった。 ダイの操艦部へと戻り、首輪の表面をなでる。あまり心地よい感触では無い。 半分機械、半分生き物、とでも言えばいいのかは分からないが、とにかく冷たい無機質な感触も、温かみのある生き物のそれとも違う不思議な感触は、ユリカが初めて見る物質によるものだった。 紅い宝石のようなものが埋め込まれ、一見装飾品のように見えないこともない。 だが、ぴったりと首に吸い付くように巻かれている首輪には、それをつけるとき必ず必要なはずの繋ぎ目が見あたらない。 「不思議だなぁ……。どうやってつけたんだろ? やっぱりこのナマモノっぽいところが伸縮したりしちゃうのかな?」 ユリカの疑問も募るばかり。 と、それまで聞き流していた通信から自分の名前が聞こえてきた。 「……ユリカ聞こえたか? 今から俺がそちらへ戻る。ロジャーはこのまま地下通路の探索を続行だ」 「えっ、あっ、はい。ロジャーさんは地下通路、ガイさんがこちらに戻るですね。了解しました」 地下通路についてなど把握出来てないこともあったが、とりあえずは了解の返事を送る。 モニターにはこちらへと飛んでくるガイ機の姿が映っていた。 ◆ 「えっと……ガイさん、その……先ほどはあたしも少し取り乱していたというか……」 探索から戻ってきたアキトとの沈黙の時間……それに耐えられなくなったユリカの口から出たのは、先ほどの無礼に対する謝罪の言葉だった。 「……いや、気にすることはない。さっきは俺も少々感情的になりすぎた」 それに対するアキトの返答も、思いはユリカのそれと同じ。 「……はい! でも、やっぱりこういうのは言っておかなきゃいけませんよね。 改めて……すいませんでした、ガイさん。あたしも……二人がいない間に、考えたんです。 ああ、ガイさんの言う通りかもしれない……って。 あたしが艦長をしてた艦……ナデシコって言うんですけど、――――って感じで」 だいぶ普段の調子を取り戻しつつあるユリカに安心し、アキトも会話を続ける。 「いつもの調子に戻ってきてるみたいだな。安心したよ」 「あ……」 「どうしたんだ?」 「いえ、その……ガイさんって、あたしの大切な人に……似てるんです。 なんでかなー? 口調や雰囲気なんかは全然違うんですけど……。時折見せてくれる優しさ? みたいなのが」 「それは光栄だな。その彼について……少し話してくれないか?」 「えっ、いいんですか? えっとぉ……、彼、アキトっていうんです。 小さいときからの運命の恋人っていうか……。アキトはかっこよくて優しくて…… たまーに優柔不断なところもあるんですけど、それも彼の優しさだろうし…… 何より、あたしのこと……大切にしてくれるんです。それが……一番好きなとこかな?」 アキトはフ、と微笑むとユリカに対して問いかける。 「一つだけ聞こう。君は今……幸せかい?」 その問いに込められた思いに気づくことなくユリカは即答する。 「はい! あたしは……とっても幸せです!」 その返事を聞いてアキトはどこか悲しげに、しかしユリカの幸せを祝福し、軽く頷いた。 「そうか……きっと、そのアキトって奴も……幸せだと思うよ」 「はい、アキトもあたしも幸せです! だって二人は愛し合ってるんだから! ……って、なんだかあたしのおのろけ話になっちゃってるような……」 「フフ……確かにそうだな」 忘れていた幸せの瞬間――アキトは今まで失ってしまっていた感情と、それにすぐに順応してしまった自分に驚いていた。 あの頃の自分はこうして笑っていたなと、もう思い出の中にしか存在しない自分の姿を思い出す。 このままユリカとずっと二人で……ふとそんな考えが頭に浮かんだとき。 それは叶わない夢だということをアキトは知る。 「ガイさんにはいないんですか? 大切な……人」 たとえ今会話をしている相手があの頃のユリカだったとしても。 変わらぬ笑顔がこちらに向けられていたとしても。 自分は変わってしまった。 今の自分はユリカの愛したテンカワ・アキトではない。 過去を捨てた……復讐鬼なのだ。 「ああ、……いたよ」 「あっ、やっぱり! ガイさんって一見無愛想だけど実は優しいですもんね。女の子なら放っておきませんよぉ!」 「いた。だが……もういない」 「……! す、すいません……あたし……」 「君が謝ることはない。……少し周辺を見てこよう。ロジャーの話ではまだ近くにテッカマンと名乗る好戦的人物が潜伏しているらしい。 君はその間に休んでおくといい。何かあったらすぐ連絡するように……分かったね?」 「……はい、分かりました。……ガイさん、最後に一つだけ……聞いてもいいですか?」 「……なんだ?」 「あなたは……」 あなたは……。そこから先の言葉が続かない。聞きたいことは、言いたいことは頭の中ではしっかりと文章を作っている。 『あなたは……アキトなの?』 たったそれだけの言葉が言えない。 たった五文字。でもそれを言うことは他の言葉を百述べることよりも、千紡ぐことよりも難しかった。 言葉が続かない。 ユリカの口唇は半端に開かれたまま何の音も発することは出来なかった。 「……いえ、何でもありません。気をつけて行って来てください」 「……ああ」 バルキリーは夜空を切り裂き羽ばたいていった。 ユリカは思う。 自分が聞けないのは……もしかしたら心の奥底でそれを認めているからではないかと。 今までアキトのことを誰よりも見てきた自分だからこそ分かる。 やっぱりガイさんは……アキトだ。 何であんな格好をしているのか分からない。ユリカの知るアキトとは雰囲気だって全く違う。 それでも自分の全感覚は彼がアキトなんだと言っていた。 「今度ガイさんが帰ってきたら……その時こそ絶対聞こう」 少女はそう決心するとずっと張りつめていた緊張の糸をほぐす。 思えば夕方戦闘になってからずっと緊張しっ放しだ。 んー、と背伸びをしてから、どっかりと椅子に座り込む。 深く椅子にもたれながらユリカはじわじわと迫ってくる睡魔の存在に気がついた。 あっ、ダメ……今寝ちゃったら……でも……ちょっとくらいなら……。 気づけば少女はすうすうと寝息をたてはじめていた。 「……ユリカ君? 聞こえているか?」 探索を終えたロジャーからの通信も、眠れる少女の耳には届かない。 ロジャーが行った探索の結果は、決して芳しいものではなかった。 生身での移動ということもあり、探索範囲が酷く狭かったことも原因の一つ。 例の機動兵器の移動跡についても、地下通路を通れるサイズの機体であることくらいしか分からなかった。 ……いや、もう一つある。 地下通路の中には、人為的に押し広げられちょうど人が通れるようなサイズの亀裂があり、そこには金色の装甲片が付着していた。 おそらくはその機動兵器が亀裂を広げた時に剥がれた物だろうが……金色をパーソナルカラーとするパイロットなど存在するのだろうか? その機体の持ち主はよっぽど派手好きだったのだろう。 「よほどのセンスの持ち主と見える。一度お会いしてみたいものだ」 と、黒で全身を覆うネゴシエイターは肩をすくめる。もしこの場にあの少女がいたならば、 『ロジャー、貴方のセンスもよっぽどだわ』などと言ってくれたろうに。 「しかしガイ君といいユリカ君といい、どうしてこう協調性に欠ける人間ばかり揃っているのか……まさかそれがこの場に呼ばれた理由ではあるまいが」 と、いまいち歩調の合わない仲間に対してロジャーは苦笑する。 思えばこの馬鹿げた殺し合いが始まってから既に半日が過ぎようとしている。 その間出会った者たちはどれもこれも一筋縄ではいかないくせ者ぞろい。 しかし不思議なのはその殆どが戦闘技術に長けた者であるということ。 (これはなぜだ? あの怪物はなぜ私たちを選んだ?) 相手の目的を知り、それに見合った行動をとることがネゴシエイトの鉄則である。 この首輪を解除し対等な立場に立ったとき、肝心のネゴシエイトに失敗しては元も子もない。 怪物の情報――それもまた必要だった。 「為すべきことは多い。まったく先が思いやられるね」 まぁ今は――何処かへ行った王子の代わりに眠り姫のお供というのも悪くはないな、と鳳牙はダイに寄り添うようにその身を座らせた。 ◇ 夜闇に紛れ、ダイの動向を見張る機体が一つ。黒と赤のカラーリングが施されたそれは、獲物を見つけ、喜びに奮えていた。 「そうか……。アレがお前を堕落させているモノかい?」 ククク、とガウルンは嗤う。その目は燦々と輝き、唇は醜く歪んでいる。 まるで子供が念願のおもちゃを買ってもらったかのような喜びの顔を見せ舌なめずりをする格好は、彼の愛する軍曹に言わせれば三流の為すこと。 確かにガウルンは兵士としては三流と評されるかもしれない。だが、それはあくまで"兵士"としてだ。 こと戦闘だけに限定して言えばガウルンは超がつくほどの一流なのは間違いない。 そして超一流の戦闘狂が駆るのは、超一流の武闘家、東方不敗マスターアジアの愛機であるマスターガンダム。 俊敏なその動きなら、鈍重なトカゲの一匹、即座に喰うことが出来るだろう。 「フフフ……さぁて、楽しいパーティの始まりはもうすぐだ。楽しみだねぇ……実に楽しみだ」 まだダイに手は出さない。アレを壊すのは――アイツが帰ってきてからだ。 自分と同類のあの男は、目の前でアレを壊された時どんな顔をするだろう? 決まっている。 この上なく上等な憎しみの目をこちらに向け、火がつくような憎悪を滾らせ――アイツはきっと、自分を殺しに来るだろう。 ……と、いけないいけない。と、九竜は愛しいカシムの顔を思い浮かべ、逸る気持ちを抑える。 「焦るなよ、ガウルン。お楽しみはこれからだ。あの男を徹底的に壊すチャンス――それを待て。 何、それはそう遠くない。腹を空かせてメシを待てば、いつもより美味しく頂ける理屈だぜ。 ……まぁ、あれだけ旨そうな獲物だ。すぐに頂くのも悪くはねぇなぁ」 ククク……、と狂人は再度嗤う。 【ロジャー・スミス 搭乗機体:騎士凰牙(GEAR戦士電童) パイロット状態:体力消耗、肋骨数か所骨折、全身に打撲多数 機体状態:左腕喪失、右の角喪失、右足にダメージ(タービン回転不可能) 側面モニターにヒビ、EN90% 現在位置:D-7補給ポイント 第一行動方針:アキトの帰還を待つ 第二行動方針:ゲームに乗っていない参加者を集める 第三行動方針:首輪解除に対して動き始める 第四行動方針:ノイ・レジセイアの情報を集める 最終行動方針:依頼の遂行(ネゴシエイトに値しない相手は拳で解決、でも出来る限りは平和的に交渉) 備考1:凰牙は通常の補給ポイントではEN回復不可能。EN回復はヴァルハラのハイパーデンドーデンチでのみ可能 備考2:念のためハイパーデンドー電池二本(補給一回分)携帯 備考3:ワイヤーフック内臓の腕時計型通信機を所持】 【ミスマル・ユリカ 搭乗機体:無敵戦艦ダイ(ゲッターロボ!) パイロット状態:浅い眠り、精神的にはやや不安定なまま 機体状態:大砲一門破損、左前足損傷、腹部装甲損壊 現在位置:D-7補給施設 第一行動方針:眠……あふ…… 第二行動方針:ガイに自分の疑問をぶつける 第三行動方針:ガイの顔を見たい 第四行動方針:首輪解除が出来る人間を探す 最終行動方針:ゲームからの脱出 備考1:YF-21のパイロットがアキトだと知りませんが、ある程度確信を持っています アキトの名前はガイだと思っていますが若干の疑問もあります 備考2:ハイパーデンドー電池8本(補給4回分)回収 備考3:首輪(リリーナ)を所持】 【テンカワ・アキト 登場機体:YF-21(マクロスプラス) パイロット状態:やや衰弱 機体状態:両手両足喪失、全身に損傷 現在位置:D-7西部 第一行動方針:市街地周辺の探索 第二行動方針:ユリカを護る(そのためには自分が犠牲になってもかまわない) 最終行動方針:ユリカを元の世界に帰す(そのためには手段は問わない)】 【ガウルン 搭乗機体:マスターガンダム(機動武闘伝Gガンダム) パイロット状況:疲労小、DG細胞感染、気力120 機体状況:全身に弾痕多数、胸部装甲破損、マント消失、ダメージ蓄積 DG細胞感染、損傷自動修復中、ビームナイフとヒートアックスを装備 現在位置:D-7 第一行動方針:アキトの目の前でダイを壊す 第二行動方針:近くにいる参加者を殺す 第三行動方針:アキトを殺す 第四行動方針:皆殺し 第五行動方針:できればクルツの首を取りたい 最終行動方針:元の世界に戻って腑抜けたカシムを元に戻す 備考:九龍の頭に埋め込まれたチタン板、右足義足、癌細胞はDG細胞に同化されました 】 【初日 22 00】 BACK NEXT 広がる波紋 投下順 失われた刻を求めて 広がる波紋 時系列順 爆熱! ゴッド晩ごはん!! BACK NEXT 例え死者は喜ばずとも ロジャー 鍵を握る者 噛合わない歯車 追う鬼、追われる鬼 ユリカ 鍵を握る者 噛合わない歯車 休息 アキト 鍵を握る者 噛合わない歯車 休息 ガウルン 鍵を握る者 噛合わない歯車
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□ 「はっ……はぁっ……やった。やったんだ、ベガさんの仇を……この手で討ったんだ」 撃墜した敵機を見下ろし、荒い息をつく。 操縦桿から手を離そうとするも、強張った指先は中々動かない。興奮が冷め、ようやくカミーユは冷静になった。 ピンポイントバリアパンチは正確に敵機のコックピットを抉った。生命反応はない―――殺した。 だが、達成感などない。怒りに任せて動いたものの、残ったのはどうしようもない気持ち悪さだけだ。 「なんで……なんでなんだよ。お前にも帰りたい場所があって、大切な人がいたんだろう……?」 落ち着いてみれば、あのパイロットが言っていたことも理解できなくはない。突然こんな戦いに放り込まれれば、錯乱もする。 ベガを殺したことは到底許すことなどできないが、それでも他に方法があったのではないか……そんなことを考える。 と、キョウスケから通信。 「カミーユ、落ち着いたか?」 「……ええ、中尉。すみません、勝手なことをして」 「構わん。お前は結果を出した……それに元はと言えば俺が下手を打ったのが原因だ。お前が気に病むことはない」 「でも」 「責任があるとするなら、俺と。そしてユーゼス、貴様だな」 キョウスケの乗るビルトファルケンは黒い特機へと向き直っている。その様はまるで今にも剣を交えんとする戦士のようだ。 「あの特機は何なのか。乗っていたパイロットはどこにいたのか。どうしてこんな事態が起こったのか。 そして貴様は何をしていたのか……答えてもらうぞ、ユーゼス・ゴッツォ。返答次第ではただでは済まさん」 キョウスケの声は静かながらも言い逃れを許さない剣呑さを帯びている。 自分もユーゼスは信用できない。ここはキョウスケの話を聞くべきだ。 もし、やつが想像通りの邪悪なら……再び、この機体を駆けさせることになる。ユーゼスの動き、欠片も見落とすまいと集中する。 「答えよう、キョウスケ・ナンブ。ただし」 響いた声は黒い特機からではなかった。 発信源……ローズセラヴィー。ユーゼスは黒い特機に乗っているんじゃなかったのか。 だが映像ははっきりとローズセラヴィーのコックピットハッチに立つユーゼスを映し出している。 一瞬、カミーユ・キョウスケともに注意がブラックゲッターから外れた―――その刹那。 「がッ……!?」 鋼鉄の隼・ビルトファルケンを、復讐鬼・ブラックゲッターの斧が斬り裂いた。 「え……何を。何を、して、るん、だ……?」 キョウスケの苦悶。弾け飛ぶファルケン。 ブラックゲッターはその勢いのまま、今度はカミーユへと向かってくる。 「君が、それまで生き残っていれば、だが」 「キョウスケ中尉……キョウスケ中尉――――――ッ!」 落ちていくビルトファルケン。だが、それを追えるほどの余裕を、ブラックゲッターは与えてはくれなかった。 □ 「……が、あ……」 目を開くと、とたんに何故目を開けたのかと後悔した。 視界いっぱいに広がる赤。体のそこかしこに突き立つ鋭い破片。 「……幸運は、二度も、続かんか……」 すべての始まりといえるシャトル事故を思い出す。エクセレンが死亡し、己は瀕死の重傷、だが生き残った事件。 「やったのは、ユーゼス……いや、おそらくはあの男、か。つくづく……甘いな。俺と、いう男は」 ビルトファルケンは辛うじてまだ空にある。だが、肝心の中身が……キョウスケは、もはや牙の折れた手負いの狼だ。 あのとき機体を襲った衝撃はコックピットの中を跳ね回り無数の飛礫と化してキョウスケを襲った。 致命傷だ。 モニターを見やれば、消去法で考えれば恐らくアキトが搭乗しているだろうブラックゲッターとカミーユの戦闘機が、激しいドッグファイトを演じている。 先程の人事不省寸前といった体からは考えられない鋭い動き。あの薬のおかげだろうか? 援護しようにも、腕がどうしようもなく重い―――操縦桿を引くことにさえ、凄まじい重さを感じる。 どうしようもない……いや。 薬。あの薬なら一錠持っている。念のためにアキトから奪っておいた、最後の一錠が。 得体のしれない薬、普段なら飲むはずなどないが――― (俺が蒔いた種だ。俺が刈り取らねば……な) 鉛のような腕をどうにか動かし、躊躇いなくカプセルを飲み下す。 どくん、と。 体の奥で何かが脈動した。 (痛み止め……ではない!? なんだ、この薬は……!) 凄まじい熱。次いで、氷のような冷気。自分という存在が、浸食されていく。 「ぐ……がああああああっ!」 頭の中で激しく火花が散る。影、霧のような、何かが、見える―――これは。 時間が止まる。近づいてくるのは――― 視界が黒に染まる。おぞましくも懐かしい、この気配。 (捕らえた……ぞ) 脳裏に直接響く声。知っている、この声は。 (ようやく……届いた。我が……声が……) 「この……声、貴様はッ……!」 かつて打ち破り、そして今また己が運命を操ろうとする存在、ノイ・レジセイア。 撃ち貫くと誓った存在が、ここにいる。キョウスケのすぐ傍に。 (……お前こそ……ふさわしい。審判の……存在……) 「何を……言っている。俺に、何の用だ……!」 (お前は……またも、生き延びた。そして、我を受け入れるに、足る……器を、手に入れた……) 「受け入れる、器……? 俺を、支配しようというのか―――エクセレンのようにッ!」 (拒むことは……できない。お前は、選んだ……人でなくなる……ことを。我に……近い存在と、なる……ことを。だから、我と……繋がる、ことが……できる) あの薬。危険なものだとは覚悟していたが、まさかここまでのものだったとは予想していなかった。 キョウスケは知らぬことだが、件の薬一つ飲んだだけで人でなくなるということはない。 薬の正体は希釈されたDG細胞。アキトのように身体に欠落する箇所があるものが服用すれば、DG細胞はそこを補うように展開する。 対して健常者が使えば、DG細胞は拡散する場のないまま沈殿する。そして感染力の弱められたそれは、時間とともに体内の免疫細胞によって駆逐される運命にある。 キョウスケの不運は、体力の低下した状態で薬を服用したこと。 結果、普段なら駆逐されるべきDG細胞がさしたる抵抗もなく体内に行き渡ってしまった。 そして、ノイ・レジセイアの波動。意志を持たないDG細胞に指令を下し、その働きを統制するもの。 キョウスケの体の支配権は急速に奪われつつあった。 下手を打った―――後悔が頭をかすめ、だが同時に、どこか奇妙なほど冷静な内面の己が叫ぶ。 ―――ここが勝負所だ、と。 手の届かないところにいた主催者が、降りてきた。それも手の届くどころではない、己の内面という極めて近く……限りなく遠い場所に。 何故人間たるキョウスケの身の内に降りるのか。アルフィミィの気まぐれか、あるいはそれほど差し迫った理由があるのか――― どちらにせよ、好機。 かつてエクセレンがそうであったように、アインストとなった自分が突破口となる―――この箱庭の戦いの。 賭けに負け、自分が自分でなくなったとしても……止める力はある。かつての仲間たちと同じ、信頼できる力が。 「くくっ……ああ、いいだろう……この身体、存分に貪るがいい。だが、もし貴様が俺を、人間を、取るに足りない存在だと驕っているのなら」 不思議なことに、微かに楽しくなってきた。 そう、キョウスケ・ナンブという人間を端的に表すのなら一文で済む。 ―――分の悪い賭けは嫌いじゃない。 「遠くない未来……貴様は再び打ち砕かれる。 この牙を貴様の喉笛に突き立て、その存在を欠片一つ残さず消し去ってみせる。今度こそ、完全にな」 言葉を切ると同時、気配が遠ざかり、体の感覚も薄くなっていく。 落ちていく鋼鉄の隼。その先に眠るは、相棒たる鋼鉄の孤狼。 「フッ……そうだな、お前がいなければ始まらんな―――アルト。付き合ってくれ、地獄の底のさらに下、俺の、最後の戦場へ……!」 鋼鉄の系譜……ともにつがいを失ったものが、互いに互いを抱擁する。これが始まり―――キョウスケは目を閉じた。 □ 「テンカワ……といったか。目的は果たしただろう、ここは引くぞ」 「……何故だ。俺としてはこの機体もここで仕留めたいのだがな」 可変戦闘機……おそらくYF-21と同じバルキリーであろう機体と干戈を交えていると、ユーゼスが通信してきた。 あの化け物のような機体からだ。横目で見やると、驚くべきことにあれだけの攻撃を受けてもあの機体は健在だった。 とはいえパイロットはさすがに死亡したようだ。 仮面の男が抉り取られたコックピットから何かを引きずり出し、放り投げるのが見えた。 どうも人体のパーツであると思わしきそれらは大地に叩きつけられ、粉々になった。 「仕留められるのならそれもいいが、何があったか私にも把握し切れてはいない。 君の位置からも見えるだろう? ファルケンがアルトと未知の反応を起こしている。 墜落したキョウスケ・ナンブがなんらかの変化をもたらした公算が大きい。現時点では交戦を控えるのが賢明だ」 見れば、墜落したキョウスケの機体はアルトと溶け合っていくように見える。 まさか斧の一撃で機体が融解するほどの熱量が発生するわけもない。何かが起こっているのは疑いのないことだった。 アルフィミィからアルトを譲り受けた時のように、いささか信じがたいものであったが。 「だが、こちらは二機だ。どうであれ押し切れるのではないか?」 「君が健常ならな。ああ、言ってなかったがブラックゲッターの中はモニターさせてもらっていたよ。 大事そうに抱えてきたあの薬は劇薬のようだが、確証はあるのかね? 効果が切れるまでにあれとその戦闘機を倒せると」 「……ないな。だが薬にも限りがある。一つ使ってしまった以上、おいそれと引くわけにはいかん」 ユーゼスの抜け目のなさというより自分の不用心さに憤る。薬のことを知られたのは痛い。 「その点は問題ない。サンプルさえあるなら今のAI1で量産が可能だ。 もちろん、君が私に貴重な薬を一つ預けてくれるなら、という条件付きではあるが」 「何が狙いだ、貴様。俺が優勝を狙っているのは知っているだろう」 「さあ、どうせ何を言っても君は信じはしまい? だからこうとだけ言っておこう。『どちらでも構わん』と」 「……、どういう意味だ」 「何、そのままさ。君が私を信じようと信じまいと、どちらでもいい。 信じないのならここで別れるだけだし、信じるのならそれなりの見返りは約束しよう。どのみち最後は戦うことになるのだろうしな」 「条件付きの同盟というわけか」 「そうとってもらって構わん。……おっと、これ以上言葉遊びに時間を費やすのもいかんな。さあ、選びたまえ。私とともに来るか否か」 「……いいだろう。俺からの条件は薬と情報だ。それを満たすのなら貴様の指示に従ってやる。 ただし、残り5人あたりになれば手を切らせてもらうがな」 「ふむ……交渉成立だな。では行こうか」 戦闘機もアルトの変化に気づいたようだ。パイロット―――キョウスケの名を叫びつつ距離を取り、旋回している。 といってもこちらに隙を見せているわけでもないが、少なくとも注意は向けられていない。離脱するのは容易かった。 戦域を離れ、ある程度距離を置いたところで語りかける。 「で、どこへ向かう。基地に向かってくるやつはいるはずだ。そいつらを狙うのか?」 「さしあたっては別の施設だな。君の薬のこともある。研究所などがあればいいのだが」 「施設……それなら心当たりがある。と言っても、問題はあるが」 「ほう?」 「戦艦を二隻、確認している。一隻は戦いに乗っていて、もう一隻は不明だ。俺としては……後者、ナデシコを探すことを薦める。あれならば研究設備も充実しているからな」 「ほう……勝手知ったる口ぶりだな?」 「……貴様には関係ない」 「フ、まあいい。では当面そのナデシコなる艦との接触を目標としよう。では行こうか……共犯者よ」 共犯者。仲間、相棒などと称されるよりよほど合っていると思った。 どうせ目的を果たすまでの仮初の同盟。いずれ殺す相手に必要以上に気を許してはいけない。 特にこの仮面の男は底が知れない。迂闊な隙は見せられない。 ……不意に、自分が討った男を思い出す。 ユリカを失った自分と、まるで鏡に映したような境遇の男。違うとすれば悪魔の誘いに乗ったかどうか。 内心はどうあれ、あの男は自分を助けた。だがその返礼として自分は彼を背中から斬った。 後悔はないものの、胸が痛まないということはない。 しかし、やつは生きているかもしれない。戦斧は確実にコックピットを切り裂いた、それは確認している。 なのにあの赤い機体は狙ったようにアルトアイゼン、己が放置した機体のすぐ傍に落ち、融合を始めたのだ。 傍目にも尋常な様子ではなかったが、はたしてあの変化の内部にいた男は無事なのか。 万が一無事だったとして……その時キョウスケは、もはやアキトを保護すべき対象としては見ないだろう。 次に会ったときはその身を喰らい合うことになる、それは確実だ。 ガウルンともまた違う、奇妙な縁ができた。影と戦うようなものだ、とおかしさがこみ上げる。 (キョウスケ・ナンブ。許しを請うつもりはない……だから、俺の前にお前が立ちふさがるのなら、何度でも) 決意は変わらない。何よりも重いのは、ユリカの命だ。 (そう、何度でも撃ち砕く。戻る気はない……これが俺の、俺にできる唯一の……贖罪、なのだから) □ 通信を切る。この男、テンカワ・アキト。 先程の動きをみるに、腕は確か。そしてあの割り切った態度、道行きを共にするには申し分ない。 だが……失望した。この男は己を滅する敵たり得ない。 この男にはキョウスケ・ナンブほどの信念を感じない。おそらくは優勝すれば望みが叶うという口車を信じたのだろう。 だがその望みがかなう保証はどこにもない。己が主催者の立場なら、今頃さぞ口角を吊り上げているだろう―――哀れな道化。 自ら勝ち取る道を選ばず、ただ与えられるものを享受する……そんな輩に興味などない。 しばらくは協力するが、AI1が問題なく稼働するようになればいつでも切り捨てる。 仮面の魔人にとって黒き復讐者はその程度のものだった。 基地を放棄したのも些事だ。あとはある程度の設備があれば首輪の解析は可能。 ベガは……惜しいことをした。彼女にはまだまだ有用性はあったのだが、まあ仕方ないことだ。 カミーユ・ビダン。これもまた、些事だ。賢しいだけの子供などいくらでもあしらえる。 当面はナデシコなる戦艦を探しつつ、首輪とバーニィが遺した戦闘データを解析する。 これでAI1はまた成長できる。あの半端者も、最後の最後で少しは役に立ってくれた。 それよりも、思考を占めるのはキョウスケ・ナンブのこと。 アキトの一撃はたしかにやつに致命傷を与えたはず。だが、この背筋に残る怖気は何なのだろうか。 死んではいない―――そんな予感が頭から離れない。 あの男の操縦技術、決断力はたしかに目を見張るものがある。 しかしそれだけではこの状況を説明できない。撃墜し、沈黙したと判断したその瞬間、あの得体のしれない気配は「来た」。 念動能力者でもサイコドライバーでもないキョウスケ・ナンブとただのパーソナルトルーパーでは成し得ない事態、考えられるとするなら。 メディウス・ロクスが仕掛けたヘブン・アクセレレイションは一瞬、確かに次元に穴をあけることに成功した。 バーニィ如き未熟者でなく自身が乗っていたなら正確に観測できていただろうが、是非もないことだ。 とにかくあの一瞬。あの一瞬、何かが「紛れ込んだ」のだ、この世界に。 キョウスケ・ナンブの話では、彼は主催者の化け物と浅からぬ因縁があるという。 あの場で介入して来る存在と言えば、一つしかない。主催者がキョウスケを死なせないために行動したということだろうか。 だが解せないのは何故時間をおいてあの気配は発現したのか。 キョウスケ・ナンブが何らかのアクションを起こした―――何を? だがその答えは現状では導き出せない。 ともかく、生死が確認できていないのなら、やつは生きているとして扱うべきだ。 そして生きているならあの男は今度こそ向かってくる。必滅の決意とともに。 ぶるり―――我知らず肌が泡立った。愛しき宿敵以外にこんな感情を持つのはいつ以来だ? まったく、退屈しないな、この世界は―――哄笑を抑えきれず、身を反らす。 いいだろう、来るがいいキョウスケ・ナンブ。私は逃げも隠れもせん。 お前の牙がこの身に届くと信じているなら……喜んで相手をしてやろう。 己が映し身のように、彼に導かれたサンプル達のように。強い「力」を、更なる力でねじ伏せることで。 「その意志が、その熱が―――私を遥か超神の高みへと押し上げるのだからなぁ―――!」 □ 「キョウスケ中尉! 応答して下さい、キョウスケ中尉!」 ニュータイプの感性に頼るまでもなく、わかる。 今、キョウスケ・ナンブという男は変わりつつある。 寡黙だが信頼できる男の発する気配は、時を追うごとに歪んだ何かへとすり替わっていく。 「……カ、ミ……ユ。き……える、か……」 「キョウスケ中尉! 無事なんですか!?」 「……いい、か、よく、聞け。ユー……ゼスは、危険だ……。奴と、もう、一人。テン、カワ……アキトという、男……こいつらは、乗っている……躊躇う、な、倒せ」 聞こえてきたのは己のことではなく、敵のこと。まるで、仲間に後を託して逝く戦士の声。 「あなたは……何を言ってるんです! すぐに救助します、もう喋らないで下さい!」 「聞け……ッ! 俺は、もう……長くは、持たん……。エクセレンの時と、同じことが……時間が、ない。不本意、だが……お前に、託す。聞くんだ……」 「そんな勝手なことを……!」 強引にでもコックピットから引きずり出して……そうしようとした瞬間、眼前の異常に目が奪われる。 ビルトファルケンの鋭角なシルエットが崩れる。下敷きとしていた蒼い機体と溶け合っていくように、一つになって。 真紅と、深蒼が、混じり合う。 「俺は、かつてあの、化け物……ノイ・レジセイア……を、撃破、した。やつが何故、蘇ったのかは……知らんが、決して、倒せ、ない存在では……ない」 何かが、生まれる。存在してはいけない何かが。 だがその渦中の男は構わず喋り続ける。かつてあった戦い、その結末を。 そしてこの世界であった、新たな戦いを。 「カミーユ……力を、集めろ。お前……だけでは、足りん……もっと多くの、強く、激しい力、で……今度こそ、やつの、存在……を、消し去る……ために」 「中尉……ッ!」 「そして、力が……集ったのなら、……カミーユ。まず、俺を……殺しに、来い。 他の誰でもない……お前が、だ。俺の声を聞いた、お前が……俺を、止めろ」 「何を、言ってるんです、中尉? どうして俺があなたを殺さなきゃならないんですか!?」 「俺は……やつらと、同じ……存在に……アインストに、なる。 だが、恐らく……ユーゼス・ゴッツォ、あの男……は、それ……さえも、利用……しようと、する、だろう。 だから、その前に、お前が……俺を殺せ。あの男の……良い様に、踊らされるなど……真っ平だから、な」 「俺に、あなたと同じことをしろって言うんですか!? ゼクスさんやカズイを殺した、あなたと……!」 「ゼクス……、そうか、やつも……こんな気分、だった……のかも、しれん、な……お前には、重いものを、背負わ、せる……すまん、な」 不意に、水音。大量の水をぶちまけたような。狭いコックピットで考えられるものなど、一つしかない―――血だ。 「もう……行け。そろそろ、限界……俺が、俺でいられるのは……ここまでの、ようだ……」 「中尉、俺は……俺は……ッ!」 「……行けッ! カミーユ・ビダンッ!」 もう口を開くことさえ辛いはずなのに、その一喝はカミーユを怯ませる。 「ま……待って下さい、俺はまだ、あなたに……ッ!」 「ベガはお前を守って……死んだのだろうッ! その命、もはやお前の勝手で容易く捨てられるものではないぞ! 生きろ……戦え、カミーユ! お前が生きて、やつらを討てば……それが、俺達の勝利だッ……!」 「……中尉」 と、もはや形も定かではないビルトファルケンの腕が伸びる。取り付けてあったブーストハンマーを外し、こちらに放り投げた。 「これを……使え。 ……勝て、カミーユ。お前には……力がある。想いを、強さへと変える、ことが……できる、力が。俺の……命。持って、行け……」 「あ……お、俺は……!」 「さらばだ……、カミーユ。死ぬな、よ……」 やがて、真紅が駆逐され、深蒼が湧き出でる。 二機の影は一つになった。 ―――蒼い、アルトアイゼンに。 「……ッ、……う、あッ……あ、うぁぁあああああああああああァァッッ!」 ハンマーを拾い上げ、ファイター形態へと変形。変わっていくビルトファルケン……否、もはや隼でも古い鉄でもない機体から、「逃げる」。全速で、振り返らず。 (俺は……俺は……ッ! 守ってもらうばかりで、あの人たちに何も……何も!) 「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!」 もう背中を守ってくれるキョウスケはいない。隣で支えてくれるベガは、前に立ち導いてくれるクワトロはいない。 危険と知りながらユーゼスを放置した、その自らの甘さが招いた惨劇―――ベガと、キョウスケが代わりにそのツケを払った。 クワトロとは出会うことなく死に別れた。すべてが遅すぎたのだ。 後悔、怒り、悲しみ、憎しみ。そのすべてが混沌となり、だが皮肉にも身体を突き動かす力へと変わっていく。 「やってやる……やってやるさッ! ユーゼスも、アキトってやつも、あの化け物も……そしてキョウスケ中尉、あなたも! 俺が……俺が! 俺が、全て倒すッ! あなたの望み通りに……あなたを、ベガさんを、クワトロ大尉を―――勝利させるために……ッ!」 身体の奥に、熱い―――熱い、炎が灯る。すべてを灼き尽くす、根源の力。 今、この荒ぶる熱とともに誓うべき言葉は、ただ一つ。そう――― 「すべて……撃ち貫いてみせる……!」 【カミーユ・ビダン 搭乗機体:VF-22S・SボーゲルⅡ(マクロス7) パイロット状況:強い怒り、悲しみ。ニュータイプ能力拡大中。精神が極度に不安定 機体状況:ブーストハンマー所持 反応弾-残弾0 EN・火器群残弾10% 現在位置:G-5 第一行動方針:対主催戦力と接触し、仲間を集める 第二行動方針:ユーゼス、アキト、キョウスケを「撃ち貫く」 第三行動方針:20m前後の機体の二人組みを警戒 最終行動方針:アインストをすべて消滅させる 備考1:キョウスケから主催者の情報を得、また彼がアインスト化したことを認識 備考2:NT能力は原作終盤のように増大し続けている状態】 【テンカワ・アキト 搭乗機体:ブラックゲッター パイロット状態:マーダー化、五感が不明瞭、疲労状態 薬の持続時間残り15分 機体状態:全身の装甲に損傷、ゲッター線炉心破損(補給不可) 現在位置:F-7北東部 第一行動方針:ナデシコの捜索(とりあえず前回の接触地点であるD-7へ) 第二行動方針:ガウルンの首を取る 第三行動方針:キョウスケが現れるのなら何度でも殺す 最終行動方針:ユリカを生き返らせる 備考1:首輪の爆破条件に"ボソンジャンプの使用"が追加。 備考2:謎の薬を3錠所持 備考3:炉心を修復しなければゲッタービームは使用不可 備考4:ゲッタートマホークを所持】 【ユーゼス・ゴッツォ 搭乗機体:メディウス・ロクス パイロット状態:若干の疲れ 機体状態:全身の装甲に損傷、両腕部・右脚部欠落、コックピット半壊、自己再生中 現在位置:F-7北東部 第一行動方針:ナデシコの捜索、AI1のデータ解析 第二行動方針:首輪の解除 第三行動方針:サイバスターとの接触 第四行動方針:20m前後の機体の二人組みを警戒 第五行動方針:キョウスケにわずかな期待。来てほしい? 最終行動方針:主催者の超技術を奪い、神への階段を上る 備考1:アインストに関する情報を手に入れました 備考2:首輪の残骸を所持(六割程度) 備考3:DG細胞のサンプルを所持 備考4:機体の制御はAI1が行っているので、コックピットが完全に再生するまで戦闘不能】 【メリクリウス(新機動戦記ガンダムW) 機体状況:??? 現在位置:G-6基地内部】 【月のローズセラヴィー(冥王計画ゼオライマー) 機体状況:右半身大破、月の子全機大破、EN残量0 現在位置:G-6基地】 【バーナード・ワイズマン 搭乗機体:なし パイロット状態:死亡】 【残り21人】 【二日目 7 10】 □ (行った……か。まったく……世話の焼ける……) もはや声が出ているかも定かではない。 だが不思議とキョウスケに恐怖や後悔といった感情はなかった。 (エクセレン……遅くなって済まないが、まだお前のところには行けないようだ……) 意識は朦朧としているのに、感覚が広がっていく。機体に神経が繋がるような…… これはそう、アルト。いや、ゲシュペンストMkⅢという方が正しいか。アルトは蒼くはないものな……と、かすかに笑みがこぼれた。 (気がかりはユーゼスとあの男……手の内をすべて見せたわけでもあるまい。まだ何か企んでいるか……) そして、主催者。アルフィミィにノイ・レジセイア。問題は山積みだ。 (……だが、勝つのは俺たちだ。ノイ・レジセイア、何をしようと貴様の滅びは決まっている……俺達を敵に回した時から、な) 意識が消える、その刹那。彼女が、笑った気がした。 『ほんと、分の悪い賭けが好きねぇ』 (フン、何とでも言え……見ていろ、あいつは来る。俺を……撃ち貫き、この闘争の世界を、破壊するために。 俺の命をチップにしたんだ、それくらいの配当がなければ釣り合わん……なあ、そう……だろう―――カミー、ユ―――) 勝て―――その意志を残し。 ―――そして、「キョウスケ」が沈んでゆく――― □ 静寂の……世界。創らねばならない…… 望まぬ……者を……望まぬ……世界を……破壊しなければならない…… 人間……これこそが……この、身体こそが…… 試す……そう、試さねば……この器が、新たな、宇宙を……創るに足る、ものか…… すべて……消去する。我の前に……立ちふさがる者、すべて…… ――――――撃ち貫く、のみ―――――― 【キョウスケ・ナンブ 搭乗機体:ゲシュペンストMkⅢ(スーパーロボット大戦 OG2) パイロット状況:アインスト化 、DG細胞感染 機体状況:アインスト化。 現在位置:G-6基地跡地 第一行動方針:すべての存在を撃ち貫く 第二行動方針:――――――――――――――――――――カミーユ、俺を……。 最終行動方針:??? 備考1:機体・パイロットともにアインスト化。 備考2:ゲシュペンストMkⅢの基本武装はアルトアイゼンとほぼ同一。 ただし全般的にスペックアップ・強力な自己再生能力が付与。 ビルトファルケンがベースのため飛行可能。 また実弾装備はアインストの生体部品で生成可能】 本編160話 すべて、撃ち貫くのみ(1)すべて、撃ち貫くのみ(2)
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薄氷の同盟 ◆T6.9oUERyk どうしたものか。 蒼いMS(少なくともMSとよく似た)らしき人型機動兵器と対峙しながらヒイロ・ユイは考える。 背後を取っていながら奇襲を仕掛けなかったことから、相手に“今は”交戦の意思が無いことが分かる。 だが、相手は未だ何のアクションも仕掛けてこない。 対話の意思があるのか、値踏みでもしているのか、それとも単に戸惑っているだけなのか… こちらから通信を開くべきか。 油断無く蒼い機体を見定めながら、そう考え始めた矢先。 「新手か」 レーダーに反応、南方から一機接近してくる。 見ると対峙する蒼い機体も気づいたようだ、機体の向きを南側へと僅かにずらす。 そのままじりじりと時間は流れ。 やがてあらわれたのは、2門の巨大な砲を担いだ重厚なMS(?)。 その長距離砲撃戦用らしき機体から通信が入る。 『こちらは九鬼正義。そちらの2機、聞こえるかね?』 『こちらはヒイロ・ユイだ。』 黒い機体からは即座に感情の感じられない平坦な声が返る。 ややあって蒼い機体からも反応が。 『こちらはアスラン・ザラ』 こちらは何かを押し殺すような、そんな声が。 どちらの声音もまだ若々しい、少年らしいもの。 「ふむ、ヒイロ君にアスラン君か。一つ提案があるのだが、ここはまず情報交換と行かないかね?」 しばし沈黙があり。 『『いいだろう』』 二人の声が重なった。 「MU戦争に東京ジュピター、か。」 『信じられないのも無理ないな、私でも実際に体験していなければ到底信じられんだろう。 もっとも、人型機動兵器が主力の宇宙戦争というのも十分信じがたいがね。』 九鬼と名乗る軍人はそう苦笑したが、科学技術の集大成であるコーディネーター・アスランにしてみれば、 MUだのドーレムだのといったオカルト話は正直受け入れがたい。 逆にヒイロの語るA.C.歴の世界は宇宙移民やMSの台頭、など自分たちC.E.の歴史とよく似ており受け入れやすかったのだが。 最も、二人には肝心のナチュラルとコーディネーターの対立やコーディネーターの存在そのものを教えてはいない。 当然、自分がコーディネーターであることもだ。 自分と親友を引き裂いたナチュラルたちへの不信感はアスランの中で拭い難いものへとなっていた。 『MUとやらは俺たちをここに集めたあの怪物と関係があるのか?』 そのヒイロからの質問に、はっ、と我に返る。 そうだ、オカルトじみた存在ならこのゲームに巻き込まれた時点で嫌と言うほど思い知らされている。 『残念ながら、私もあのノイ=レジセイアとやらは見たことも聞いたことも無いな。』 『残念ながら、私もあのノイ=レジセイアとやらは見たことも聞いたことも無いな。』 「そうか。」 落胆はなかった。 元々、さほど期待していたわけでもなく。 九鬼が真実を述べているとも限らないのだ。 (リリーナ…) 九鬼はリリーナ・ピースクラフトと名乗る少女とその仲間に襲撃された、と言った。 武器を捨て話し合いましょう、と言われ信用して近づいた所で奇襲を喰らい、ほうほうの呈で逃げ出したと。 その話を無表情に聞きながら、ヒイロはこの男は信用できないと確信した。 同時に思うのはリリーナの安否。 九鬼の話し方から彼女がまだ無事らしいのことは分かったが、行動をともにする輩が信用できるとは限らない。 リリーナを誰かに殺させる訳にはいかない。彼女は自分が殺さなければならないのだから。 ヒイロ・ユイの行動方針は定まった。 リリーナ・ピースクラフトを探し出す、いかなる手段を使ってでも。 情報交換は順調に進み、頃合を見計らって九鬼は提案する。 「それでだ、身を守るためにも私たちでチームを組まないかね?」 しばし沈黙があり 『いいだろう』『分かりました』 少年たちからは承諾の返事が。 その返事を聞き、九鬼は内心狂喜する。有力な手ごまが二人、手に入ったのだ。 アスラン・ザラはザフトという軍隊の、ヒイロ・ユイはOZという私設軍でそれぞれエリートパイロットだったらしい、 軍人らしく武器を捨てて話し合うなどと言った腑抜けた考えは持っていない。 さらに二人の機体は高機動中距離・近距離戦用で、自機は長距離支援用。 二人を前衛に立たせ、自分は火力支援に徹すれば身の安全は確保される。 ようやく、自分にもつきが回ってきたようだ。 こうして仮初の同盟は成立した。 【ヒイロ・ユイ 搭乗機体:レイダーガンダム(機動戦士ガンダムSEED) パイロット状況:冷静、疲労、体中に軽い痛み 機体状況:EN切れ寸前 現在位置:F-6 第一行動方針:何とかして補給する 第二行動方針:リリーナの捜索 最終行動方針:???】 【アスラン・ザラ 搭乗機体:ファルゲンマッフ(機甲戦記ドラグナー) パイロット状況:冷静 機体状況:良好 第一行動方針:生きて返る、それ以外は未定 最終行動方針:未決定】 【九鬼正義 搭乗機体:ドラグナー2型カスタム(機甲戦記ドラグナー) パイロット状況:上機嫌 機体状況:良好、弾薬を多少消費 第一行動方針:手ごま二人の信用を得る 第二行動方針:確実に勝てる相手以外との戦闘を避ける 最終行動方針:ゲームに乗って優勝】 備考:ヒイロは経歴を詐称しています(OZのパイロットと偽る) また九鬼に不信を抱いています。 アスランもコーディネーターのことを伏せています 【初日 16 00】 BACK NEXT 我が道を往く人々 投下順 戦場の帰趨 我が道を往く人々 時系列順 出会いと再会 BACK 登場キャラ NEXT 迷いの行く先 アスラン 任務……了解 迷いの行く先 ヒイロ 任務……了解 The two negotiators 九鬼 任務……了解
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投下順に読む Opening~100 101~200 時系列順に読む 第一回放送まで 第二回放送まで 第三回放送まで 第四回放送まで 参加者ごとに読む キャラ別追跡表 時刻 タイトル 登場キャラ 登場機体 場所 作者 初日12 00 Opening ノイ・レジセイアアルフィミィキララクスキョウスケエクセレンロジャーテニアメルアコスモユーゼス なし 不明 131さん 未明 悩める少年 マサキカズイ 旧ザク百式 C-4 ◆BdmRjU2Op2さん 未明 魔神、起動! ガロード マジンガーZ B-1 ◆T6.9oUERykさん 未明 アンチボディ、二体 アイビスジョシュア ヒメ・ブレンクインシィ・グランチャー B-3 ◆f3zMLtBTIkさん 未明 邪龍空に在り 孫光龍 レプラカーン F-1 559さん 未明 花言葉は「勇敢」 甲児 ナデシコ D-3 ◆6.x14AMM0oさん 未明 人間様をなめるなよ 隼人 YF-19 H-4 ◆crnnAi5R12さん 12 15 人とコンピューター ジョナサンキラ JアークF-91 B-4 ◆IcNDxBraWsさん 12 20 悪の美学 ブンドル サイバスター A-8 ◆ZbL7QonnV.さん 12 50 無題 ムサシ RX-78-2ガンダム D-7 ◆T6.9oUERykさん 12 25 彼女の答え カティア VF22S・Sボーゲル2F E-2 ◆Y3PBSdzg36さん 12 30 純真なる抗体、真紅の悪鬼 クインシィラキエイジクルツ 真ゲッターネリーブレンフォルテギガスラーズアングリフ B-1???B-2 ◆9cdcQ8fLVYさん 12 30 天駆ける少女 比瑪 ペガス C-3 ◆YmyLBuF3agさん 12 30 仮面の舞踏会 ユーゼスベガ アルトアイゼン月のローズセラヴィー D-4 ◆caxMcNfNrgさん 12 30 護るために 綾人 アルトロンガンダム B-5 ◆tgy0RJTbpAさん 12 30 ホワイトドール ソシエ 機鋼戦士ドスハード E-5 ◆caxMcNfNrgさん 未明 黄色い幻影 綾人 アルトロンガンダム B-5 ◆caxMcNfNrgさん 12 40 恋と呪い アキトユリカ YF-21ダイ D-7 ◆ZbL7QonnV.さん 12 40 情け無用のロンリーウルフ キッド クロスボーン・ガンダムX2 E-6 ◆eK/Y5OG4jwさん 12 40 マジンガーZvsゲッターロボ! ガロードクインシィ マジンガーZ真・ゲッター1 B-1 ◆T6.9oUERykさん 12 45 DARK KNIGHT 統夜 ヴァイサーガ A-8 ◆T0SWefbzRcさん 12 45 心に、悪魔宿りて シンヤ サイコガンダム G-6 ◆YmyLBuF3agさん 12 50 憎悪 テニアメルアグ=ランドン竜馬 ベルゲルミル(ウルズ機)ジム・カスタムラフトクランズ大雷凰 C-8 ◆u34lXU/BOYさん 12 50 仮面の作戦会議 ユーゼスベガ アルトアイゼン月のローズセラヴィー D-4 ◆IcNDxBraWsさん 12 55 Power trip ゼクスカミーユカズイマサキゴステロ メディウス・ロクスメリクリウス百式旧ザクスターガオガイガー C-5 ◆vQm.UvVUE.さん 12 55 東北東に進路を取れ ジョナサンキラ J-アークガンダムF91 B-4 ◆eK/Y5OG4jwさん 13 00 若い、黒い、脅威 モンシアバーニィ ガンダムヘビーアームズ改ブラックゲッター H-3 ◆B042tUwMgEさん 13 00 歌と現実 ラクスヒイロ EVA零号機レイダーガンダム E-3 ◆h13q4eyrNsさん 13 20 闇色をした『王子』さま アキトユリカ YF-21ダイ D-7 ◆caxMcNfNrgさん 13 30 The two negotiators ロジャーリリーナ九鬼 騎士鳳牙ヴァルハラドラグナー2型カスタム F-7 ◆Fk59CfYpJUさん 13 30 インターミッション ゼクスカズイカミーユマサキ メディウス・ロクスメリクリウス百式旧ザク C-5 ◆vQm.UvVUE.さん 13 30 殺意は昏き火が如く 竜馬 大雷鳳 C-8 ◆ZbL7QonnV.さん 14 00 月の戦神と黄金の指 ギンガナム シャイニングガンダム A-7 ◆IA.LhiwF3Aさん 14 00 ……ぶっちゃけ、すっげー恥ずかしかった シャギアオルバ ヴァイクランディバリウム C-3 ◆ZbL7QonnV.さん 14 00 ブレンとグラン ジョシュアアイビス クインシィ・グランチャーヒメ・ブレン B-3 ◆OBzaXJXIWoさん 14 00 そして騎士は走り出す 統夜 ヴァイサーガ A-8 ◆OBzaXJXIWoさん 14 00 追悼 カティア VF-22S・Sボーゲル2F E-3 ◆Y3PBSdzg36さん 14 30 赤い彗星 アムロシャア VF-1Jバルキリー(ミリア機)核ミサイル G-1 ◆T0SWefbzRcさん 14 30 金髪お嬢とテロリスト ガウルンカテジナギャリソンコスモ マスターガンダムプロトガーランドガンダムレオパルドデストロイジガンスクード・ドゥロ B-5C-5 ◆9cdcQ8fLVYさん 14 30 ウルズ6 クルツラキエイジ ラーズアングリフネリー・ブレンフォルテギガス B-2南端 ◆Onlx.bOl5Iさん 14 30 武人ギム・ギンガナムの独白 ギンガナム シャイニングガンダム A-7 885さん 14 30 狂宴 ユーゼスベガゴステロ アルトアイゼン月のローズセラヴィースターガオガイガー D-4E-4 ◆T6.9oUERykさん 14 30 髑髏と悪魔が踊るとき キッドシンヤ クロスボーン・ガンダムX2サイコガンダムテッカマンエビル F-6 ◆IA.LhiwF3Aさん 14 30 閃光 モンシアヒイロ ガンダムヘビーアームズ改レイダーガンダム G-3 ◆caxMcNfNrgさん 14 45 始まりの葬送曲 アスランバサラ ファルゲン・マッフラーゼフォン B-6 ◆gw.2K3uEb6さん 15 00 Impact of The Red アムロシャア孫光龍 VF-1Jバルキリー(ミリア機)核ミサイルレプラカーン H-2H-1 ◆IA.LhiwF3Aさん 15 00 盤の上で駒は計略を巡らせて シャギアオルバ比瑪甲児 ヴァイクランディバリウムペガスナデシコ D-3 ◆IA.LhiwF3Aさん 15 00 核ミサイルより強い武器 テニアムサシ ベルゲルミル(ウルズ機)RX-78-2ガンダム F-8 ◆w4z2Zc6V4Mさん 15 00 カフェタイム ―あんたらつくづく…― カテジナギャリソンコスモ プロトガーランドガンダムレオパルドデストロイジガンスクード・ドゥロ C-5 ◆dHWlzxs/ngさん 15 20 美しくない アキトユリカブンドル YF-21ダイサイバスター D-7D-6 ◆T6.9oUERykさん 15 30 お姉さんと一緒 ガロードクインシィ マジンガーZ真ゲッター B-1市街地 ◆T6.9oUERykさん 15 30 貫く、意地 キョウスケバーニィ ビルトファルケン(L)ブラックゲッター E-5 ◆a1WpzCXC9gさん 15 30 死活問題 シンヤロジャーリリーナ テッカマンエビル騎士鳳牙ヴァルハラ D-7市街地付近D-7市街地 ◆Nr7qwL8XuUさん 15 30 淡い記憶と、現実 統夜 ヴァイサーガ A-1 ◆w4z2Zc6V4Mさん 15 30 気になる、あの子 アキトユリカ YF-21ダイ D-7補給施設 ◆caxMcNfNrgさん 15 50 迷いの行く先 アスランヒイロ ファルゲン・マッフレイダーガンダム F-6 ◆vQm.UvVUE.さん 16 00 一応スゴい人達 アムロシャア VF-1Jバルキリー(ミリア機)核ミサイル H-2草原側地上 ◆30UKBYJFE.さん 16 00 はじめてのしゃいにんぐふぃんがー ギンガナム孫光龍 シャイニングガンダムレプラカーン A-8 ◆h13q4eyrNsさん 16 00 我が道を往く人々 バサラガウルン ラーゼフォンマスターガンダム B-5B-5密林 ◆IA.LhiwF3Aさん 16 00 薄氷の同盟 アスランヒイロ九鬼 ファルゲン・マッフレイダーガンダムドラグナー2型カスタム F-6 ◆T6.9oUERykさん 16 00 出会いと再会 ユーゼスベガキョウスケ アルトアイゼン月のローズセラヴィービルトファルケン(L) D-4補給基地付近 ◆caxMcNfNrgさん 16 00 いい人たち シャギアオルバ甲児比瑪 ヴァイクランディバリウムナデシコペガス D-3 ◆T6.9oUERykさん 16 00 引き合う風 ブンドルマサキカミーユゼクスカズイ サイバスター百式メリクリウスメディウス・ロクス D-5 ◆y12NUCIPVsさん 16 15 パンがなければお菓子をお食べ ソシエシンヤ ドスハードテッカマンエビル D-7市街地周辺 ◆ZimMbzaYEYさん 16 20 護るべきもの 綾人ロジャーリリーナアキトユリカ アルトロンガンダム騎士鳳牙ヴァルハラYF-21ダイ D-7市街地D-7補給施設 ◆T6.9oUERykさん 16 30 楽勝! バーニィ ブラックゲッター E-5地中 ◆Nr7qwL8XuUさん 16 30 悪運 キョウスケユーゼスベガ ビルトファルケン(L)アルトアイゼン月のローズセラヴィー D-4補給基地付近 ◆ZbL7QonnV.さん 16 40 混乱 クインシィガロード統夜ギンガナム 真ゲッターヴァイサーガシャイニングガンダム B-1市街地 ◆T6.9oUERykさん 16 45 遥か高くに翼は舞い ブンドルマサキカミーユゼクスカズイ サイバスター百式メリクリウスメディウス・ロクス D-5 ◆ZbL7QonnV.さん 17 00 コーヒーブレイク 孫光龍 レプラカーン A-8 ◆ZbL7QonnV.さん 17 00 ふりまわされる人、ふりまわす人 アムロシャアエイジラキクルツ VF-1Jバルキリー(ミリア機)核ミサイルフォルテギガスネリー・ブレンラーズアングリフ H-2A-2 ◆ZimMbzaYEYさん 17 00 それぞれの立場 それぞれの道 ロジャーリリーナアキトユリカソシエシンヤ竜馬 騎士鳳牙ヴァルハラYF-21ダイドスハードテッカマンエビル大雷鳳 D-7市街地 ◆Nr7qwL8XuUさん 17 00 彼らの乗機は強力です シャギアオルバ甲児比瑪ジョナサンキラ ヴァイクランディバリウムナデシコペガスJアークガンダムF-91 D-3 ◆OWmug8uCwさん 17 10 堕ちた少女 カティアテニアムサシ VF-22S・Sボーゲル2Fベルゲルミル(ウルズ機)RX-78-2ガンダム D-6岩山の麓D-6岩山山頂 ◆ZimMbzaYEYさん 17 20 『歌』に振り回される人達 ガウルンカテジナギャリソンコスモバサラ マスターガンダムラーゼフォンガンダムレオパルドデストロイジガンスクード・ドゥロプロトガーランド B-5 ◆6OiAlncQEさん 17 40 戦場の帰趨 バーニィモンシア ブラックゲッターガンダムヘビーアームズ改 G-6基地 ◆ZimMbzaYEYさん 17 40 血に飢えた獣達の晩餐※17 55の同タイトルと同一話 ユリカロジャー(ソシエ)シンヤリリーナ(アキト)竜馬 ダイ騎士鳳牙ドスハードテッカマンエビルヴァルハラYF-21大雷鳳 D-7補給施設D-7市街地D-8市街地A-6東部高々度B-6森林 ◆Nr7qwL8XuUさん 17 45 アンチボディー ―半機半生の機体― ジョシュアアイビス統夜ギンガナムクインシィガロード隼人 クインシィ・グランチャーヒメ・ブレンヴァイサーガシャイニングガンダム真イーグル号真ジャガー号YF-19真ベアー号 H-2H-1A-2B-1 ◆Nr7qwL8XuUさん 17 55 血に飢えた獣達の晩餐※17 40の同タイトルと同一話 (ユリカ)(ロジャー)ソシエ(シンヤ)(リリーナ)アキト(竜馬) ダイ騎士鳳牙ドスハードテッカマンエビルヴァルハラYF-21大雷鳳 D-7補給施設D-7市街地D-8市街地A-6東部高々度B-6森林 ◆Nr7qwL8XuUさん 17 55 ガンダムファイト ガウルンギャリソン マスターガンダムガンダムレオパルドデストロイ B-5密林 ◆op3oYkZrywさん 18 00 第一回放送 アルフィミィ なし 不明 ◆9NAb4urvjAさん
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登録日:2015/02/14 Sat 16 14 00 更新日:2024/06/09 Sun 01 47 53NEW! 所要時間:約 11 分で読めます ▽タグ一覧 ISA戦術 OG PT ごった煮 クロガネ グルメ スパロボ スーパーロボット大戦 チート ハガネ バンプレストオリジナル ヒリュウ改 極東支部 死神 特機 特殊部隊 独立部隊 自軍部隊 連邦軍 鋼龍戦隊 出撃せよ"鋼龍戦隊" スーパーロボット大戦OGシリーズに登場する集団。 部隊名の読みは「こうりゅうせんたい」。 ゲーム中においてプレイヤーが操作する「自軍部隊」である。 初登場は第2次スーパーロボット大戦OGから。 ☆概要 地球連邦極東支部にて結成された部隊。正式名称は“地球連邦軍・極東方面軍・第1独立特殊部隊『鋼龍戦隊』”。 DC戦争、L5戦役、インスペクター事件、修羅の乱を解決してきた「ハガネとヒリュウ改の部隊」を正式な特殊部隊として再編制した物。 部隊名の由来も所属艦艇であるハガネ(鋼)とヒリュウ改(飛龍改)から取られた物だと思われる。 これによりそれまで曖昧だった部隊内の指揮系統や部隊編成も整理されており、ヒリュウ改やATXチームも正式に極東支部の所属となった。 部隊運営に関して独自の判断で動く事が認められており、直属の上司である極東支部司令ケネス・ギャレットや連邦軍大統領グライエン・グラスマンですら部隊への命令権を持っていない。 結成の詳細な経緯が判明していないが、作中では地球連邦軍元帥ギャスパル・ギランにより、非公式の独立遊撃部隊として認可された。 (※もっともガイアセイバーズに対抗するため、冤罪より逃すため 等様々な理由はあったのだが) 部隊の発足の大元であるSRX計画、ATX計画の性質から、部隊員の平均年齢が低く平時の常勤だけでも20才前後の若者が多い。 そのためか、連邦軍内の一部では、一種の「アイドル部隊」として、大きな人気を集めているらしい。 しかし、このアイドル扱いに不満を持つ者(特に旧コロニー軍)もおり、結構肩身が狭いらしい。 逆に鋼龍戦隊と共に戦ったことのある者の中にはそれを光栄に思って部下に自慢しまくる困った人もいる。 また戦時になると多数の部外者を積極的に迎え入れており、それらの中には民間人だけでなくディバインクルセイダーズを始めとした敵対組織から流転者や一国家の王族といった面々も含まれ、戦後も正式隊員として編入された者もいる。 スパロボではいつもの事だがな! 本格的に結成された第2次OGではガイアセイバーズとのいざこざもあり非常に不安定な立ち位置にあったが、彼らやそのバックのイスルギが盛大に自爆し、連邦上層部の腐敗も(結果的に)一掃。 OGMDでは、地球連邦のモチーフであるリアルロボットアニメには比較的珍しい良識的で有能でまともな判断をできる上層部の元、任務についている。 ☆部隊特性 SRX計画、ATX計画を始めとした特殊機動兵器開発計画で生み出された試作機を主力として採用しており、運用機体のバリエーションは連邦軍内でも随一。 一応は他の連邦軍と同様に量産型のPTも使用しているが、部隊内では一部のみで戦力の大半は規格外の特殊兵器ばかりとなっている。 通常の連邦軍では当て嵌まらない機体が多いが部隊員同士の仲の良さもあってか連携のレベルは非常に高い。 これら機動兵器部隊の戦闘力と機動力に長けた戦艦の特性を生かしたISA戦術、つまりは「空母の役割を果たす機動戦艦と、そこに搭載された人型機動兵器による電撃戦(Integrated Synchronizing Attack)」を得意としている。 戦術が完全に発揮された際の作戦行動能力は凄まじく、小規模な基地に留まらず最終的には異星人の巨大要塞すら無力化させている。 その攻撃力故に作戦行動が終わった後の戦場は焼け野原と化しており、敵だけでなく連邦軍の部隊からも恐怖の対象として見られている。 反面、機動兵器の絶対数が少ないため持久戦などに弱く、広範囲の作戦行動や多数の敵を一度に相手にする事を不得手としている。 部隊員の中には「自分たちは点には強いが面には弱い」と評する者もおり、実際に拠点防衛戦などの守りの戦では敵の電撃作戦や物量に押されて負けてしまう事も少なくない。 実際に撤退戦や防衛戦を指示し、それを成し遂げたメンバーはレーツェル・ファインシュメッカーやアクセル・アルマーぐらいしかいない。 またATX計画ややSRX計画が土台となっているか新機体のテスト場というニュアンスも強い。 第2次OGでは「ツェントル・プロジェクト」および「リ・テクノロジスト」のテスト場としてそれぞれのメンバーが送り込まれている。 タスクやリョウトを始めとする整備班は毎回毎回大変そうである。 ☆食事 部隊内で出される食糧についての話題がかなり多かったりする。 普段の艦内で出されるコーヒーはそこらの喫茶店より美味く、食事も他の部隊に比べて豪華で鋼龍戦隊の強さの源になっているらしい。 金曜日には「スティールドラゴンカレー」を出す事が習慣となっており、その美味さから商品化しようという話もあるとか。 何らかのキッカケで部内パーティを催す事も多く、隊員の国籍が豊かな事もあってか様々なジャンルの料理が並ぶ。 特に謎の食通が部隊に顔を出し始めると食事とティータイムが更にバージョンアップする模様。しかし忘れてはならない……。 部隊には何人か得体のしれない物体を出すものがいることは……。 新人がクスハ汁を飲まされるのはある意味通過儀礼。 ☆運用艦艇 ヒリュウ改 ヒリュウ級汎用戦闘母艦。コールサインは「ドラゴン2」。 元々は火星のイカロス基地に所属する外宇宙探査を目的とした艦で、それまでの戦いへの参加も非常時の措置であったが部隊発足に伴い正式に極東支部の直属となった。 部隊では旗艦として設定され、戦闘時の総指揮を担当する。分離行動時は基本的に宇宙行きになる。 ハガネ スペースノア級万能戦闘母艦の2番艦。コールサインは「スティール2」。 極東支部での運用期間は一番長いため、本来なら旗艦になるはずだが艦長であるテツヤの階級もあってかこちらがサブに。 分離行動時は基本的に地上に留まるが、アクシデントやいろいろな事情でヒリュウと逆になることも。 ちなみにダイテツの戦死後、テツヤの昇進に伴い副長が不在だったが、封印戦争後に艦長が交代しテツヤが降格になったことで、やっとフルメンバーに。 クロガネ スペースノア級万能戦闘母艦の3番艦。コールサインは「アイアン3」。 表だって活動できない面々の移動拠点となっており普段は独自の行動を取っている。 戦時にはハガネとヒリュウ改への後方支援などを行い、非常時にはハガネの代用として運用される。 ☆部隊メンバー ★中心メンバー レフィーナ・エンフィールド ヒリュウ改艦長。部隊の最高司令官。 階級が部隊発足に伴い大佐となり、部隊員からは「司令」と呼ばれる。 おじさま受けが異常に良いらしく、軍上層部にはファンも多い。 ……が、第2次OGでアルテウルの謀略に引っ掛けられたのが原因で封印戦争後に中佐に逆戻り、司令官も解任となった。 ショーン・ウェブリー ヒリュウ改副長。階級は少佐。 部隊のご意見番として意見の調整も行う。 テツヤ・オノデラ ハガネ艦長。部隊では二番目に高い指揮権を持つ。 部隊発足に伴い中佐となった。 のだが、レフィーナ同様の理由で少佐に逆戻り、ハガネの副長に降格となっている。 ちなみにハガネはインスペクター事件でのダイテツの戦死以来副長が不在で、テツヤが艦長と兼任していたので、これでブリッジ要員が揃ったことになる。 マイルズ・ブースロイド OGMDから登場。 レフィーナの後任の戦隊司令官。神経質で規律に煩く、出世を目指す典型的なお偉いさん。 何かと統合参謀本部の指示を仰ごうとしており、それで初動が遅れることもしばしば。 が、それは着任前に上司のダニエルから「現場の視野狭窄な判断に振り回されるな」と言われており、それに忠実だっただけ。 後にそれが「上で判断するマイルズ自身が視野狭窄になってはならない」という戒めでもあったことを教えられ、以後はやや熱血気味に。 ちなみに、堅物ではあるがギントなどの提言にそれなりに耳を傾けて許可を出す器量は持っており、良識的な判断で行動する場合もある。 初登場時には典型的な狭量な上司っぽい(=中盤くらいで死ぬ)雰囲気を醸し出していたが、結局これと言って問題を起こすこともなく、無事に司令官としての任を勤め上げた。 なんだかんだで無能でもなく善人なため、部隊員やプレイヤーからの評価も悪くない。 後先考えないその場の勢いで決めた作戦を嫌っているのは変わりないが、きちんとメリット・デメリットの両方を検討し、その上で状況を見て行動を決める司令に成長していく。 とはいえ、トーヤやアキミと言った本来の主役を食ってしまうぐらいには他のキャラよりも出番が多いので彼らの活躍を見たかった人を中心に嫌う人も少なくない。まぁ第2次OG以降はキャラ同士の絡みが少なっていると言えばそれまでだが。 ちなみにOGMDにおいてコウタの次くらいにファイター・ロアと絡んでいる人でもある(敵勢力であるダークブレイン残党の情報をロアしか持っていないため) ギント・キタウミ OGMDから登場。 ハガネの三代目艦長。元は軌道哨戒第4艦隊旗艦の艦長を務めていたベテランで、封印戦争で乗艦を失った。 戦後、テツヤが降格となり艦長不在となったハガネの後任の艦長に着任。 ダイテツに劣らず優秀な軍人だが、少々寡黙。マイルズ司令の指示にあまり反対することはないが、要所要所では理屈を述べて意見を通したり命令を無視して指示を下したりしている。 テツヤやレフィーナにない「人生経験」が彼の強みであり、部隊メンバーからの信頼も篤い。 ★ATXチーム ケネス・ギャレットに毛嫌いされていたため、それまでは世界中をたらい回しにされていたが部隊の発足に伴い正式に極東支部に編入。ハガネとヒリュウ改に腰を落ち着けるようになった。 部隊では基本的にヒリュウ改に所属するが作戦の内容によってはハガネの方に移動する。 キョウスケ・ナンブ ATXチーム隊長。階級は中尉。 搭乗機体は「アルトアイゼン・リーゼ」。コールサインは「アサルト1」。 L5戦役では部隊全体の指揮官であったがインスペクター事件以降はより階級の高いカイやヴィレッタが常駐するようになったので指揮を行うのは彼らがいない時のみとなった。 あくまで緊急時の指揮官という立場になったためか封印戦争では部隊責任者たちの会議には出席しなかった。 エクセレン・ブロウニング 階級は少尉。搭乗機体は「ライン・ヴァイスリッター」。 コールサインは「アサルト2」。 実はL5戦役におけるトップエースであり、その美貌も相まって専用機共々かなりの有名人。 ブルックリン・ラックフィールド 階級は少尉。搭乗機体は「グルンガスト参式」だが、有事には「虎王機」及び「虎龍王」のパイロットも務める。 コールサインは「アサルト3」。 クスハ・ミズハ 階級は少尉。搭乗機体は「グルンガスト参式」だが、有事には「龍王機」及び「龍虎王」のパイロットも務める。 L5戦役が終わった後に編入……されたはいいがその後も様々な部署を転々としており、チームに定着したかは曖昧。 コールサインは「アサルト4」だが横から掻っ攫われたり、最近はブリットの付属品扱いになったりで名乗った事は一度も無い。 アリエイル・オーグ 元ガイアセイバーズ。 正確にはチームメンバーではないが参加が打診されている。寿命の件があるため、非戦時はコールドスリープされている様子。 搭乗機体は「フリッケライ・ガイスト」。 ★SRXチーム ATXチームほどでは無いが様々な場所を行ったりきたりで実験機の試験のためにメンバーが同じ場所に揃う事が少なかったが、修羅の乱の直前からハガネを活動の拠点とするようになった。 部隊発足後も基本的な所属はハガネ。 OGシリーズの初期から登場しているがコールサインが未だに設定されていない。OGMDでようやく判明。 ヴィレッタ・バディム SRXチーム隊長。階級は大尉。 搭乗機体は「R-GUN」。コールサインは「スピリア0」。 チームだけでなくハガネ隊の前線指揮も担当している。階級の高さから、カイがいない時の機動部隊長も兼任していると思われる。 リュウセイ・ダテ 階級は少尉。搭乗機体は「R-1」。コールサインは「スピリア1」。 チームの機体が合体した天下無敵のスーパーロボット「SRX」のメインパイロットも務める。 ライディース・F・ブランシュタイン 階級は少尉。搭乗機体は「R-2」。コールサインは「スピリア2」。 「SRX」合体時は武装、機体の管理からアヤの体調チェックまで全部こなす縁の下の力持ち…というか、ライがいないとSRXが成り立たないとはリュウセイの弁。それに加えて必殺技も叫べと言われた時は静かに切れた。 アヤ・コバヤシ ヴィレッタがいない際のチームリーダー。階級は大尉。搭乗機体は「R-3」。 「SRX」合体時は念動フィールドによる合体維持を担当。コールサインは「スピリア3」。 メンバーの中でリュウセイ色に染まっていないただ一人の人物。 マイ・コバヤシ 階級は不明。搭乗機体は「ART-1」。コールサインは「スピリア4」。 チーム内ではサポートを担当。機体の特性が似ているのと、個人的な好意からリュウセイと話していることが多いが、それがためにどんどん影響されている。 ★オクトパス小隊 ヒリュウ改に元から所属していたチーム。 部隊発足後もヒリュウ改に所属しており、このチームだけは部隊分割時の配置が固定されている。 ただし部隊発足前のインスペクター事件では隊員の希望でハガネ側とヒリュウ改側にメンバーが分かれた事がある。 カチーナ・タラスク オクトパス小隊隊長。階級は中尉。 搭乗機体は「量産型ゲシュペンストMk-Ⅱ改」。コールサインは「オクト1」。 戦闘時の指揮はキョウスケに一任しているがヒリュウ改では最初のパイロットたちのまとめ役であるためか、 封印戦争ではキョウスケが参加できなかった部隊長会議に出席している。 ちなみにキョウスケよりも先任の中尉なのでカチーナのほうが軍での位は上である。(キョウスケはカチーナに敬語を使う) 部隊長会議に出ているのもこの辺りが影響しているのかも。 ラッセル・バーグマン 階級は少尉。搭乗機体は「量産型ゲシュペンストMk-Ⅱ改」。 コールサインは「オクト2」。 地味の代名詞のような男だが、FDXチームなどの他部隊から見ると彼ですら超人の部類ということは忘れてはいけない。 タスク・シングウジ 階級は少尉。搭乗機体は「ジガンスクード・ドゥロ」。 コールサインは「オクト3」。 鋼龍戦隊の過労死候補No.1。おちゃらけているが基本的に真面目なので色々と便利屋扱いされている。 戦闘パイロットとメカニックの兼任という地味にすさまじい二足のわらじを履いた猛者。 レオナ・ガーシュタイン 階級は少尉。搭乗機体は「ズィーガーリオン」。 コールサインは「オクト4」。元コロニー統合軍で、L5戦役ののち正式に小隊入り。 かなり洞察力が高いので敵の狙いをよく当てている。でもタスクの死んだふりには毎度騙される。 ★PTXチーム 封印戦争の終了後に結成されたチーム。 イルム、リン、イングラムで構成されていた同名のチームが前身で、DC戦争以前に解散していた。 大半がハガネで平時を過ごす事が多い事から結成後はハガネに所属すると思われる。 イルムガルト・カザハラ チーム隊長。階級は中尉。 搭乗機体は「グルンガスト改」。 リョウト・ヒカワ 階級は少尉。搭乗機体は「ヒュッケバインMk-Ⅲアーマリオン」→エクスバインタイプL。 タスクに隠れて目立たないが、彼もメカニックを兼任している。 ちなみにタスクは現場整備員寄りのメカニックだが、リョウトは開発・設計寄りのメカニック。 リオ・メイロン 階級は少尉。搭乗機体は「AMガンナー」→エクスバインタイプR。 勝ち気な性格でオペレーターも出来るお嬢様。実はちょっとM気質。 イング・ウィッシュ 階級は不明。搭乗機体は「エグゼクスバイン」。 カルヴィナ・クーランジュ 階級は少尉。既に退役していたが、フューリーとの戦いで役立つと考えられ復任。搭乗機体はベルゼルート。 ★特殊戦技教導隊 世界中で活動しており、隊自体は鋼龍戦隊とは直接の関係は無いのだが縁の深い者が多い事から戦時には合流して部隊に組み込まれる。 軍人としてはイレギュラーな者も多いためかコールサインの設定が曖昧。 カイ・キタムラ 特殊戦技教導隊隊長。階級は少佐。 搭乗機体は「量産型ゲシュペンストMk-Ⅱ改」。コールサインは「エレーブ1」。 パイロット陣では一番階級が高く実戦経験も多いため、合流後は機動部隊の指揮を執る。 ラミア・ラヴレス チーフ。階級は少尉。 搭乗機体は主に「アンジュルグ」。コールサインは「エレーブ2」。 ラトゥーニ・スゥボータ 階級は少尉。搭乗機体は主に「ビルトラプター・シュナーベル」だが、リクセント公国の許可が下りると同国のフラグシップ機「フェアリオン」の使用が可能となる。コールサインは「エレーブ4」。 アラド・バランガ 階級は曹長。搭乗機体は「ビルトビルガー」。コールサインは「エレーブ6」。 ゼオラ・シュバイツァー 階級は曹長。搭乗機体は「ビルトファルケン」。コールサインは「エレーブ5」。 ヒューゴ・メディオ アクア・ケントルム 階級は共に少尉。サーベラス及びガルムレイド。 封印戦争後、教導隊預りに。二人乗りの機体に乗るので、コールサインはまとめて「エレーブ3」。 ★クロガネ隊 平時はクロガネに搭乗し、独自に行動する者たち。 出自の問題で表の道を歩けない日陰者の集団である。最近では立ち位置のはっきりしない連中や、民間人メンバーが行動する際の受け入れ先となっている。 一応おたずね者のはずなのだが、封印戦争後は完全に戦隊の別動隊扱い。 レーツェル・ファインシュメッカー クロガネの指揮官。元DCの構成員でラストバタリオンの指揮官「エルザム・V・ブランシュタイン」の世を忍ぶ姿でもある。コールサインは「ガーディアン2」「ダイナ2」。 戦時には部隊に合流し、1人の機動兵器パイロットとして活躍する。 搭乗機体は「ダイトロンベ」 ゼンガー・ゾンボルト DC戦争にてある理由から連邦を抜け、コロニー統合軍へと下った離反者。コールサインは「ガーディアン1」「ダイナ1」。 ATXチームの前隊長でもあり、あだ名は「親分」「ボス」。 階級は少佐(正式な軍属ではないが、戦時にはこの扱い)。搭乗機体は「武神装攻ダイゼンガー」。 ユウキ・ジェグナン 階級は少尉。元ノイエDCの構成員。 搭乗機体は「ラーズアングリフ・レイブン」。 リルカーラ・ボーグナイン 階級は少尉。元ノイエDCの構成員。 搭乗機体は「ランドグリーズ・レイブン」。 最初は地味だったがエクセレンやタスクと並ぶ声優ネタ要員となり、一気に存在感アップ。 アクセル・アルマー 封印戦争後にクロガネに滞在。 元シャドウミラーなのだが、最近はクロガネ隊の前線指揮官的な役回りが多い。 キョウスケが出席していない部隊長会議に出ていたりする。 搭乗機体は「ソウルゲイン」。 アインスト・アルフィミィ 封印戦争後にクロガネに滞在。元アインスト。 搭乗機体は「ペルゼイン・リヒカイト」。 トウマ・カノウ 封印戦争後にクロガネに滞在。民間人だが使用する機体がガイアセイバーズで開発された曰く付き。 搭乗機体は「雷鳳」。 ハーケン・ブロウニング アシェン・ブレイデル エンドレス・フロンティアからゼンガーを送り返す際に巻き込まれた異邦人たち。所属が曖昧なのでクロガネ預かりに。 搭乗機体は「ゲシュペンスト・ハーケン」。 ★協力者 ギリアム・イェーガー 連邦軍情報部。 正式な部隊員ではないが、戦局によっては戦隊に合流することも。 基本的にはクロガネ隊とのつなぎ役。 分割行動などでカイがいない場合「ゴースト1」のコールサインで指揮を執る。 階級は少佐。 搭乗機体は「ゲシュペンスト・タイプRV」。 ☆余談 寺田貴信氏は早期から「ハガネとヒリュウ改」の部隊に正式な名前を付けたいと考えており、第2次OGで満を持して命名された。 追記・修正は戦場を焼野原にしてから行って下さい。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ギリアムや民間協力者とかは正式な部隊の命令系統に組み込まれてないのと単なる羅列になりそうだったので除外。気に入らなければ追記よろしく -- 名無しさん (2015-02-14 16 17 45) しかし大統領の件はいつまでも付いて回るんだろうね…気に入らない連中はそこを言いまくるだろし -- 名無しさん (2015-02-14 16 58 08) 基本真面目な雰囲気の項目なのに、謎の食通さんと親分の登場機体がネタっぽくなってて思わず吹いたわww -- 名無しさん (2015-02-14 17 23 58) 結構長いこと戦ってる割に母艦が最大3隻と少なめ。まあ、将来的にヴァルストークが内定してて、他にフリングホルニ、アルムストラ(よくてスポット参戦)、イオニア、アーク・アルファ、ついでにLのEDで造るって言ってた船が来るかもしれないが。 -- 名無しさん (2015-02-14 17 30 52) ↑×3 ただ追放なり軍法会議にかけたとしてじゃあ変わりはどうするの?ってなるだろうから結局は黙らざるおえなさそう。 少なくともカイメラ隊設立とかアスカロン大量生産とかが起こらない限り -- 名無しさん (2015-02-14 17 43 05) クロガネってどうもストーリー上扱いに困るキャラが流れ着いてるイメージ。 -- 名無しさん (2015-02-14 17 58 35) ↑まあ、OG1の時点で指揮官と艦長以下乗組員全員元ラストバタリアンという連邦からしたら一応お尋ね者連中だからね。 -- 名無しさん (2015-02-14 19 11 36) 「鋼龍戦隊」の名前に難色が示されてるというのは初めて聞いたな… -- 名無しさん (2015-02-14 19 39 04) こうしてみるとクロガネ隊の面子濃すぎw -- 名無しさん (2015-02-14 21 07 50) MX組って戦後どうなるんだっけ?とりあえず療養中? -- 名無しさん (2015-02-14 22 25 20) ↑教導隊預かり。因みにイングはイルムやリョウト、リオと新チーム結成、アリエイルは寿命の問題に解決の兆しが見えたところで終わり、多分解決したらATXチーム入り。 -- 名無しさん (2015-02-14 22 31 51) ×4 公式側が勝手に決めちゃったのもあるんだろうけど、プレイヤーが操作する部隊なのに「自分で部隊名が決められない」と言うのが一番の不満なんじゃないかな(ウケ狙いの部隊名付けたがってるプレイヤーも多いだろうに…)。中盤にミニイベントを挟む等して部隊名変更可能(デフォルトでは「鋼龍戦隊」)、だったら少しは印象が違ってたかも。 -- 名無しさん (2015-02-14 22 50 50) そういえば最近のは部隊名変えないでプレイしてるな…αシリーズの頃は変えてたけどw まぁ個人的には鋼龍戦隊いい感じにダサカッコよくて好きだな -- 名無しさん (2015-02-14 23 09 07) あー、確かに自由なのが常だもんね。でも、不満を持つほどの名前かなぁ…まあ自分はOKってことなんだろうけど。ストレートで妙にひねってるわけでもなく、数と色々混ざってるのを考えると戦隊はピッタリだと思う -- 名無しさん (2015-02-15 12 34 37) まぁ、主人公名とかもだが、デフォ名でやるのが基本な人は気にならないし、逆はそりゃ気にするよね。OGは名前変更出来た主人公達もデフォ名固定だからある意味では鋼龍戦隊がデフォ固定なのは当然の帰結かもしれんが -- 名無しさん (2015-02-15 12 47 04) シロガネ(俺、一番艦なのにハブられてる・・・) -- 名無しさん (2015-02-15 13 33 37) シロガネはOG2でリーごと撃沈したし・・・ -- 名無しさん (2015-02-15 16 23 20) いや、OGSでは轟沈してないぜ。リーさんは出てきたのに行方不明だけど -- 名無しさん (2015-02-15 16 58 10) Record of ATXを見ると特に思うのだがよくこの部隊の整備兵は過労死しないな。どんどん機体数増えていくし、そのほとんどがワンオフの機体ばっかり。魔改造のカスタム機ならまだましだけど超天才が作ったワンオフ特機・異星人のオーバーテクノロジーや凍結された特殊すぎる計画の試験機・平行世界の機体(しかもワンオフ機やカスタム機)・古代のロストテクノロジーロボ・はては異世界のブラックボックスまみれの技術を使った機体まである。こいつらを常に全力稼働状態にしていくとかアストナージが何人いるんだこの部隊は? -- 名無しさん (2015-02-15 20 54 07) ↑きっとOGでてくる科学者と同じく機械いじくるのが大好きなマッドれんちゅうなんだろう -- 名無しさん (2015-02-15 21 12 29) 割りと機体の実験部隊ってニュアンスも強いしね。ここに置いとけばデータ沢山取れるし。 -- 名無しさん (2015-02-15 21 45 22) ↑オマケに戦う敵もEOTの大元やら自分達のとこの機体のIFやら魑魅魍魎の類と普通の部隊じゃまずお目にかかれない連中だしね。 -- 名無しさん (2015-02-15 21 58 40) なるほど。そうなると、活躍もあってアストナージクラスの整備班が喜んで搭乗しそうだな -- 名無しさん (2015-02-15 23 10 37) ↑5魔改造カスタム機がまだましってのがこの部隊のカオス具合を表してるな。 -- 名無しさん (2015-02-18 21 32 13) 取り敢えず一番過労死しそうなのがタスクなのは確かだと思う。戦って全然違う機体の整備して。 -- 名無しさん (2015-03-13 19 09 24) うむ、間違いなくタスクだな。毎日の訓練に加えて、パトロール、機体の整備、炊事の手伝い、 トイレの掃除にレクリエーションの仕切り、カチーナ中尉の相手、レオナの食事相手もしてるし -- 名無しさん (2015-03-13 20 31 05) ISA戦術って、つまり母艦に高機能な機動兵器を積んで、敵の重要拠点に突入して、機動兵器部隊を展開して制圧する戦術、ってことでいいのかな? この戦術の項目もほしいなぁ…… -- 名無しさん (2015-03-13 20 36 50) と言ってもイマイチ膨らましにくそうな項目にならない? -- 名無しさん (2015-03-13 20 38 57) 別項目にするほど書くことはなさそう…。ここに少し付け足すくらいが無難、かな -- 名無しさん (2015-03-13 20 59 50) 往年の実験部隊PTXチームの復活か。旗艦がヒリュウからハガネに代わってるのはお目付け役として派遣されたであろうおっさんのせいか -- 名無しさん (2016-06-25 18 12 05) そういえば、鋼龍が第一だったら、第二はなんだろう? まぁ、後に結成するかもしれないから、番号をつけただけかもしれんけど -- 名無しさん (2016-06-25 18 26 53) とうとうワープ技術まで獲得した -- 名無しさん (2016-07-03 16 22 12) ↑2 陸上自衛隊の第一空挺団みたいなもんじゃないのかな。実質ひとつしかないから最強っていう。 -- 名無しさん (2016-07-03 21 30 42) 補給部品の確保とか死ぬほど大変そうだな。最古参から最新機に計画レベルで凍結された機体やワンオフのカスタムに実験機、それに加えて異星や異世界に超古代のテクノロジーとかをよく出撃のたびに整備しきっているよなw -- 名無しさん (2016-07-12 13 30 14) ↑クルーの7、8割はメカニックで一人一人が一般部隊の整備長クラスって言われたら信じるわ。場合によっては単艦に全戦力搭載することもあるんだし。 -- 名無しさん (2016-07-15 16 24 50) ↑ Record of ATX見ると整備班がヤバい事が分かるからなぁ…サイバスターなんてマサキが一人で整備してるみたいだし -- 名無しさん (2016-07-15 16 28 30) ↑サイバスターは一応間接のモーター周りとかの内装の一部は量産ゲシュとかのPTでも代用が効くんだっけかこれでもないとまともに運用できんだろうな -- 名無しさん (2016-07-15 16 36 15) この戦隊を悪くしたのがOG2ndのガイアセイバーズ -- 名無しさん (2016-07-19 00 16 08) シロガネ戻ってきたらギントさんに艦長やってもらってハガネはテツヤが艦長復帰してくれたらスペースノア揃い踏みが実現するんだけどなあ -- 名無しさん (2016-07-19 22 28 57) ↑艦があっても動かすスタッフと載せる機体が無いと思うのです。常勤の小隊が4つしかないし -- 名無しさん (2016-07-19 22 47 29) ↑ 2 どっちかっていうとマイルズ司令がヒリュウに移ってアヅキ復活の双方精神四人態勢の方が可能性ありそう・・・。(クルト艦長一人でお疲れ様です) -- 名無しさん (2016-07-20 08 05 57) ↑3 というかシロガネ入ってくれたとしてもミデアだろうがサラミスだろうがウン十m~ウン百mの機体がいくらでも入るスパロボだとありがたみが…2OGから出てきたハンフリーさんにでも乗ってもらってヘンケン艦長ポジでもしてもらう? -- 名無しさん (2016-07-20 08 28 15) ↑他二隻と違ってシロガネは艦隊旗艦向きだから確かにハンフリー大佐もアリっちゃありか。 -- 名無しさん (2016-07-20 08 40 59) マイルズ司令に精神付くとしたら 狙撃 鉄壁 加速 突撃 熱血 あたりか・・・あれ、戦艦クルーなら有能じゃね? -- 名無しさん (2016-07-23 17 40 49) 新しく艦長になったギントさん、ダイテツ艦長に劣らないスゲー優秀な艦長だったな。司令の命令を忠実にこなしつつ、時には意見を具申して最善手を導く。あれはまだ若いレフィーナやテツヤには無理な対応だ。解雇される時も最後までテツヤやクルーのことを思っていた立派な人だった。ていうかこんだけ優秀な艦長がいて第四艦隊はなんで沈んだんだ? -- 名無しさん (2016-07-23 21 02 06) ↑第四艦隊は確か撤退するべき状況で上の指示で防戦を続けていたからみたいなことを言っていた -- 名無しさん (2016-07-23 21 33 51) ↑封印戦争で沈んだって聞いて真っ先にガンエデンの砲撃かと思ってたけど、上の理由じゃどうしようもないね。 -- 名無しさん (2016-07-24 06 54 46) 世が世なら、『鋼龍戦隊スパロボジャー!』なる特撮ができていたかもしれぬ(ナイナイ -- 名無しさん (2016-07-24 07 10 36) 「司令、意見を具申してもよろしいか」このセリフとその後に提示する提案が本当に凄かった。ギントさんの人間性と優秀さを表す名言だった。 -- 名無しさん (2016-07-24 12 54 59) ↑加えてテツヤ以下古参クルーは上からのお目付け役と扱ってるのと違ってギントさんが司令も含めて鋼龍戦隊だと考えているのと司令が筋道たてて説明すれば受け入れてくれるタイプだったのも良かったんだよな。 -- 名無しさん (2016-07-24 22 54 08) 整備クルーの苦労が目立つけど、毎度司令部に伝える報告書の作成もかなり大変な部隊だよね。 -- 名無しさん (2016-07-31 14 58 28) ↑それをすっかり鋼龍戦隊クオリティに染まったマイルズ司令がやってる訳だな。 -- 名無しさん (2016-08-02 11 17 41) 部隊構成が整理されたのは良いけど、そのせいでチーム内の問題はチーム内だけで解決するようになって所属艦艇が違うチーム同士の交流が薄くなってしまったように感じる。キョウスケとか新人と絡まなさすぎじゃね? -- 名無しさん (2016-08-08 22 43 32) ラ・ギアス組が編入されたクロガネ組の戦力が何気にやばい気がする・・・ -- 名無しさん (2016-09-11 20 51 50) マイルズさんは第三次αのタシロのポジションになるんじゃないかな -- 名無しさん (2016-09-28 17 00 04) 良識的でまともで理解がある司令部というロボットものでも珍しい上司に恵まれた部隊。ブライトさんが血の涙を流すぞ。 -- 名無しさん (2016-09-28 18 03 53) ↑ブライトさんの場合、原作でもスパロボでも上に居るのは大抵無能かクズかの二択だからなぁ…。ナデシコのユリカの親父ぐらいじゃね?良識的なのは -- 名無しさん (2016-09-30 17 20 53) 漫画版だとOG2のリクセント奪還時点で整備班が凄くピリピリムードだとか。OGMDの時点じゃ考えるだけでも恐ろしい。 -- 名無しさん (2017-04-29 16 34 30) ↑2 原作だと良心的な上司が軒並み死亡しているしな。 -- 名無しさん (2021-08-30 12 44 06) マイルズはジン・ジャハナム(偽)に似ているな -- 名無しさん (2022-06-18 05 04 02) 名前 コメント